デジタル一眼レフカメラの基礎知識
最短撮影距離
レンズの最短撮影距離とは、被写体にピントを合わせることができる最短の撮影距離のことです。
一眼レフカメラの場合、撮影距離とは、カメラにある「距離基準マーク」から被写体までの距離をいいます。
レンズ先端から被写体までの距離ではありません。
距離基準マーク
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- ※イラストはイメージです
最短撮影距離よりも近い場所の被写体にはピントを合わせることができません。
お使いのレンズが被写体にどれくらい近づいて撮影できるかを知っておくと便利です。
- AF-S DX NIKKOR 18-55mm
F3.5-5.6G VR
最短撮影距離は、使用するレンズごとに異なります。
AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRというレンズの最短撮影距離は0.28 mです。
(レンズに「∞~0.28m/0/92ft」と表示されています。)
- AF-S NIKKOR 50mm F1.4G
AF-S NIKKOR 50mm F1.4Gというレンズの最短撮影距離は0.45 mです。
(レンズの距離目盛に表示されています。)
撮影倍率
撮影倍率とは、撮像面上(撮像素子)に写された像の大きさと、被写体の実際の大きさとの比率です。
たとえば、5cmの長さの被写体が撮像素子面上に1cmに写ったときの撮影倍率は1/5倍(1:5)といいます。
撮影倍率が高いほど、被写体を大きく写すことができます。
マイクロレンズは高い撮影倍率で撮影できるレンズです。
花などの小さな被写体を写すときには、マイクロレンズを使うことをおすすめします。
- ※マイクロレンズが撮影できるのは近距離だけではありません。マイクロレンズは近距離だけでなく、遠距離まで優れた描写力を持つレンズです。
一般撮影用レンズとマイクロレンズとの比較
- 一般的撮影用レンズ
- マイクロレンズ
一般撮影用レンズに比べて、マイクロレンズは被写体を大きく拡大して撮影できます。