上忍・中忍・下忍

上忍

忍術使いの秘密組織の頂点に立つ者を上忍という。

上忍は、豪族・土豪として小大名的な存在であり、自ら忍術を使うことは殆どないと

言っていいだろう。

伊賀全土に秘密の部下を配置し、その密偵組織を働かせて、群小豪族の依願に応じて

諜報・謀略の役目を果たした。


中忍

上忍が司令官なのに対して、その部下の隊長といった役割を受け持つ者を中忍という。

中忍は組頭として何人かの手兵を持っており、行動する時に当たっては、自分も忍術

使いとして先頭に立って陣頭指揮をする。

上忍の命令を受けて兵長として動く場合が多いが、部下のみを働かせて自らは動かな

い場合もありうる。

一面上忍の参謀であり、他面自分自身も実際的な忍術使いといった階級。

身分は、殆ど郷士・士分の者である。


下忍

上忍や中忍の指揮に従って、実際に忍術使いとしての仕事を果たすのが下忍である。

いわゆる下働きの忍術使いだ。

この下忍が、現在一般常識になっている忍者だ。

下忍は、それぞれに個性特徴を持っており、上忍は時に臨み、機に応じて彼等の技能を

生かし、活用した。


忍者


posted by yui at 15:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 物知り帖
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