人のクローン胚からES細胞 米で作製、再生医療に期待
朝日新聞デジタル 5月16日(木)1時6分配信
【下司佳代子】米オレゴン健康科学大の立花真仁研究員らのチームが、人の皮膚の細胞からクローン胚(はい)を作り、そこからさまざまな組織になれるES細胞(胚性幹細胞)を作ることに成功した。再生医療への応用も期待される成果として、15日付米科学誌セル(電子版)に論文を発表した。
チームは、人の皮膚の細胞から遺伝情報を担う核を取り出し、別の女性から提供され、あらかじめ核を除いた卵子に移植してクローン胚を作製。化合物を加えて活性化するなどして「胚盤胞(はいばんほう)」と呼ばれる段階にまで成長させ、ES細胞を取り出した。
できたクローンES細胞は、遺伝子の働きなどに異常はなく、マウスに移植するとさまざまな種類の細胞になることも確認した。
朝日新聞社
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最終更新:5月16日(木)1時6分
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