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「SoftBank
SELECTION」にはアップル製品がより便利になるアイテムが多数ラインナップされています。今回取り上げる「 SB-TV03-WFRC」はテレビチューナーとしては三世代目で、従来モデル「 SB-TV02-WFPL」に録画機能を追加した新製品となります。再生専用機として大人気だった従来モデルも値下げして販売していますので、本製品の発売により選択肢がひとつ増えるわけです。
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さっそく配線してみます
写真左から、付属の電源ケーブル、アンテナケーブル、LANケーブルです。テレビを観るだけならLAN接続は不要ですが、ルータ親機と接続することで本機がWi-Fiアクセスポイントになります。どうしても有線LANで接続できない場合は、少し設定変更が必要ですが無線LAN用のモード(STモード)にしておけば、テレビを見る度に無線LANの接続先を切り替える必要はなくなります。
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アプリをダウンロードしましょう
iPadでテレビを受信するには専用アプリを利用します。App
Storeで「録画対応デジタルTV」と検索するとiPad、iPhoneに最適化されたアプリがそれぞれ用意されています。どちらも無料なので、まずはiPad用をダウンロードして起動してみることにします。
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配線接続の確認図が出ます
おっと!B-CASカードを挿入するのを忘れていました。付属品から探し出して背面に挿入。あとは問題ないので次へ進みましょう。本機をアクセスポイントとしてではなく、シンプルに無線チューナーとして使うことも可能です(スタンドアローンモード)。その場合は電源と適切なアンテナ入力端子さえあれば、無線LAN環境は不要です。
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Wi-Fi接続設定を行います
SSIDとKEYは自宅の無線ルーター親機のものではなく、本機に割り振られているものを選択しないといけません。チューナーとiPadの接続が完了すると内蔵ソフトウェア(ファームウェア)の更新が開始されました。LANケーブルが接続されていない場合、通信費用はかかりますが、3G回線経由でも更新は可能です。もちろんこの作業は初回起動時のみです。( 画面の拡大はこちら) |
iPadのWi-Fi設定画面
無線LANランプが赤く点灯し、内蔵ソフトウェアの更新が完了したら、アプリをいったん終了してiPadのWi-Fi設定画面を開きます。それらしきSSIDが二種類確認できます。AT5G...(5.2GHz帯)を選択します。AT2G...は2.4GHz帯なので他の機器と重複しない限り使いません。KEY入力するといよいよ大詰め、チャンネルスキャンすると1分ほどで・・・
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テレビ受信ができました
はい、iPadにテレビ放送が映りました。フルセグのデジタル放送ですから画質はクリアで鮮明です!
最近はテレビチューナー内蔵のタブレットやスマートフォンもありますが、屋内では電波が弱く結局窓際でしか使えない場合もありますが、本機なら安心です。 上下の黒い帯部分には「放送局名」、「番組名」、「番組開始時刻」、「番組終了時刻」、「設定」などが表示されています。
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各種設定画面
設定画面を開いてみます。画質は高画質・標準・低画質(帯域節約)から選択できます。チューナーとiPadの距離が離れていて無線LANの電波が弱い場合でも、ビットレートを落とすことで受信できる可能性があります。「字幕」「音声」などもこの画面から設定できます。 注目はその下にある「ながら見モード」。デフォルトではOFFになっていますのでさっそくONにしてみましょう。
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縦向きにすると画面が分割されます
するとiPadの向きにより自動的に「ながら見モード」になります。下半分がインターネットブラウザーになり、テレビを見ながら出演者の名前を調べたりできます。見ている番組の公式ページへ一発アクセスできるボタンもあってこれがなかなか便利です。あらかじめブックマークされているテレビポータルサイトを表示するほか、フェイスブックやツイッターで投稿するのも楽しいですね。
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録画を試してみましょう
新機能となるハードディスク録画を試して見ましょう。今回はバッファロー製のポータブルハードディスク「 HD-PNT500U3(アクアマリンブルー)」を接続します。パソコンのバックアップデータなどが入ったHDDをつなぐと自動的に初期化されてしまいますからご注意ください。 画質は放送画質で固定となっており、地上デジタル放送なら500GBで約65時間の録画が可能です。番組表ボタンをタップして番組表一覧を出します。
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番組予約時のオプション
EPG番組表から予約したい番組をタップしたところ。予約内容の確認画面です。「ラベル名」、「繰り返し」、「番組追従」、「保護」などのオプションが選べます。見ている番組を今すぐ録画したい場合は「今見ている番組の終わりまで」「次の番組の終わりまで」のオプションが選べます。
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録画予約できました
番組表はジャンルごとに色分けされており、キーワード検索も可能です。録画予約済みの番組は赤い時計マークがつきます。HDD録画した番組はアプリさえ入れておけば、別のiPhoneからも再生可能です。ただし録画番組の2台以上のiPhoneからの同時再生や、パソコンなどで再生することはできません。
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操作も簡単
タブレットやスマホならではの操作も取り入れられています。テレビ番組視聴中に、画面を指一本で左右に軽くフリックすれば、チャンネルリストが表示されます。音量を変えたいときはシングルタップで操作できます。さらにiPadには余計なコードがありませんから、普通のテレビと比べても使い勝手は上々です。唯一気になる点といえば・・・チャンネルを切り替えた際には6秒程度かかる点でしょうか。しかし他社製品では数十秒かかる製品もありますので、かなり健闘しているといえます。
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ベランダに持ち出してみました
筆者宅のベランダに持ち出してみました。Wi-Fiの電波の届く範囲であれば、家中どこでもiPhoneやiPadでテレビが見られます。目安としては見通しで最大30m程度ということです。 対応機種は新しいiPad(3rd)、iPad
2、iPhone4S、iPhone4となっており、初代iPadやiPhone
3GSは今回動作対象外となっています。お手持ちのアップル製品の世代をよくお確かめの上、ご購入願います。
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