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汚染水問題 「国が責任持ち安全確保を」
5月16日 15時35分

汚染水問題 「国が責任持ち安全確保を」
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東京電力が、福島第一原子力発電所で汚染される前の地下水を海に放出する計画を立てていることについて、福島県の内堀副知事は16日、政府に対して、国が責任を持って安全確保に取り組むとともに地元に十分な説明を行うよう要請しました。

福島第一原発では、建屋の壊れた壁などから地下水が流れ込み汚染水が増え続けているため、東京電力は、汚染される前の地下水を海に放出する計画を立てていますが、地元の漁業者らから同意を得られていません。
これについて、福島県の内堀副知事は16日、資源エネルギー庁の高原一郎長官を訪ね、国が責任を持って安全確保に取り組むとともに環境への影響などについて地元に十分な説明を行うよう要請しました。
これに対して、高原長官は「計画を実施するには関係者の理解を得ることが大前提であり、国としても説明を尽くしたい」と述べ、国としても関係者に理解を求めていく考えを示しました。
会談のあと、内堀副知事は「地元には地下水が海洋に放出されれば、新たな風評被害が引き起こされるのではという不安もある。東京電力任せにしないで国がより前面に出てしっかりと説明責任を果たしてほしい」と述べました。

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