米シティグループが発行するクレジットカード「シティカード」の顧客情報を第三者に譲渡したとして、警視庁生活経済課は25日までに、保険代行会社「グローバルホットライン」(東京・新宿)=破産=元社長、菊地浩介容疑者(38)、同社元社員、阿部清容疑者(41)ら3人を不正競争防止法違反(営業秘密侵害)容疑で逮捕した。
同課によると、菊地容疑者は「データは渡したが、中身は知らない」と容疑を一部否認している。同課は菊地容疑者らが名簿業者などに売却した顧客情報は約21万人分に上るとみて、同容疑者が得た報酬などについて調べている。
グローバルホットラインはシティグループの日本法人「シティカードジャパン」(東京・品川)と業務委託契約を締結。シティカードの会員向けの傷害保険の勧誘業務を請け負い、顧客情報を預かる立場だった。菊地容疑者は2009年9月にグローバル社の社長に就任後、当時経理担当だった阿部容疑者らに指示し、顧客情報を持ち出したという。
顧客情報は氏名、住所、電話番号など。通信会社の代理店を経営する男性社長(31)を通じて、名簿業者などに売却されたとみられる。名簿業者に渡った顧客情報は不動産業者などの営業活動に使われていたという。
逮捕容疑は昨年1月19日ごろ、世田谷区内の飲食店で、シティカードジャパンが取り扱うクレジットカード会員の約6万5千人分の顧客情報データを第三者に譲り渡し、営業秘密を開示し、侵害した疑い。
シティカードジャパンは昨年8月、情報の流出を公表。警視庁に告訴していた。同社によると、暗証番号などの漏洩は確認されておらず、カードそのものが不正利用された形跡はないという。
シティカードジャパン、グローバルホットライン、シティグループ、顧客情報、クレジットカード、容疑、警視庁、グローバル社
日経平均(円) | 15,627.26 | +246.24 | 22日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 15,505.32 | +117.74 | 22日 10:19 |
英FTSE100 | 6,853.49 | +49.62 | 22日 15:19 |
ドル/円 | 102.89 - .90 | +0.17円安 | 22日 23:14 |
ユーロ/円 | 133.53 - .58 | +1.26円安 | 22日 23:14 |
長期金利(%) | 0.885 | +0.005 | 22日 15:38 |
NY原油(ドル) | 96.16 | -0.55 | 21日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。