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もんじゅ 機構側は弁明をせず
5月22日 21時30分

福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」が、国の原子力規制委員会から運転再開に向けた準備作業の中止を命じられることになった問題について、事業者の日本原子力研究開発機構は、弁明をせずに規制委員会の判断に従うことを原子力規制庁に伝えました。

福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」では、去年、国の検査をきっかけに、9800もの機器で点検漏れなどが見つかり、原子力規制委員会は、今月15日に法律に基づいて、体制の改善が確認されるまで、運転再開に向けた準備作業を行わないよう命じることを決めました。
これを受け、日本原子力研究開発機構は23日まで弁明する機会が与えられていましたが、22日、原子力規制庁に対して、弁明をせずに判断に従うことを伝えました。
日本原子力研究開発機構は、「国民からの負託を受けて、原子力の研究開発を行う機関として、深刻に受け止めています」としています。
原子力規制委員会は、今月29日にも正式に命令を決定することにしていて、今年度内を目指していたもんじゅの運転再開は事実上、難しくなっています。

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