かつての三河湾観光の玄関駅、今はすっかりと朽ち果てて……名鉄・こどもの国駅

2009/8/10 | 投稿者: 銀河FXR

画像の、こどもの国駅の開業当時(1974年秋に洲崎駅として移転開業。76年に改称)、どんなに名鉄蒲郡線の将来が期待されたことか。出札窓口や改札口、広大な駅前広場、そして同線では唯一の6両編成対応ホームなど、恐らく当時の犬山線や河和線に続けて、西尾、蒲郡線にも7500系による一般特急を日常的に走らせるつもりだったのでしょう。しかし、今は同線で最も利用客が少ないことは何とも皮肉で、本来は駅そのものの統廃合が検討されるべき水準だといいます。

また比較的近年では、恐らく知多新線や西尾、蒲郡線、津島線特急用のつもりだったのでしょうか?豊橋方から特別車1両、一般車3両による2200系4両変則組成の新造・投入も考えられていたと聞きますが、やはり名古屋本線や空港線での代走は難しいとされたようで、いつの間にか、その構想は立ち消えになっています。ただ、将来は再浮上する可能性もあるとは思いますが……。

なお7515Fについては、69年頃に一時的に4両化させ、あの切妻型通常運転台を編成の先頭に出して、蒲郡線にも臨時座席指定特急“三河湾エック号”として乗り入れたことがあったようです。

今にして思えば、その辺りが名鉄蒲郡線の黄金期だったのでしょうね。


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