大阪市生野区の路上で、60代の男女2人が包丁で次々と刺され重傷を負いました。 逮捕された31歳の男は、被害者と面識がなかったとみられ、警察は通り魔事件とみて調べています。 午前5時20分頃、生野区新今里で、「30代くらいの男に刺された」と男性から警察に通報がありました。 「男は、あちらのマンションで男性を刺した後、こちらの道を50メートルほど進んだ場所で、女性を刺し、その場で警察に取り押さえられました」(記者リポート) 「振り返ったら、おばちゃんが刺されとった。『助けて』とおばちゃんがっワシの所へ走って来てそのまま倒れた」(目撃者) 「(男に)、『日本人か?日本人か?』と2度聞かれ、『そうだ』と言うと、刺されそうになったので逃げた」(目撃者) 最初に刺された男性は、毎日新聞配達員の川口修一さん(61)、次に刺された女性はビル清掃員の越智美智子さん(63)で、いずれも腹や腰などを刺されて重傷です。 警察は近くに住む韓国籍の無職の男(31)を、殺人未遂の現行犯で逮捕しました。 男は被害者の2人と面識がなかったとみられ、取り調べに対し「生っ粋の日本人なら何人も殺そうと思いました」などと供述しているということです。 警察は、男の刑事責任能力などについて捜査本部を設置して調べています。 (05/22 19:27)