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(10時間43分前に更新) |
県によると20日の微小粒子状物質「PM2・5」は、大気1立方当たり58・4マイクログラムで、2011年4月の測定開始以降、最も高い値を記録した。環境省が定める環境基準値の35マイクログラムを超えており、ことし1月以降で基準値を超えたのは7日になった。
沖縄気象台によると20日の沖縄地方では、「もや」や「煙霧」が観測され、終日、見通しが悪くなっていた。
PM2・5の値は、「もや」が観測された19日午後11時ごろから次第に上昇。20日午後6時には76マイクログラムまで上がり、21日午前7時まで70マイクログラム前後で推移した。21日午前0時から8時までの暫定値は67・1マイクログラム。同日午前11時以降は10マイクログラム台と低めで推移した。
上空が高気圧に覆われた場合、上空の空気がかき回されずに、大気中のごみなどが滞留することがある。しかし、沖縄気象台によると20日は高気圧に覆われておらず、「もや」や「煙霧」が発生した要因は不明としている。