中畑監督　モーガンは植木等だ　盛り上げ役に指名

　ＤｅＮＡの中畑清監督（５９）が２１日、明るいキャラクターの新外国人モーガンを「ＤｅＮＡの植木等」と命名、チーム浮上のカンフル剤として起用する考えを示した。　

　モーガンは２０日のオリックス戦の７回１死二、三塁に代打で一ゴロを放ち三塁走者を生還させて来日２打点目を挙げると、９回には左投手・松本から中前打と好調。

　中畑監督は「７回は別の選手を代打で用意させていたが、モーガンでいこうとひらめいたんだ」と、尊敬する長嶋茂雄さんの巨人監督時代ばりの“勘ピューター”だったことを明かした。「あいつ、タイムリーでもないんだけど、ガッツポーズしてたなあ。失敗を恐れずにやれる。野球選手にとって大切なこと。あいつは植木等だ。無責任男！！」と、高度成長時代に一世を風靡（ふうび）した名コメディアンにたとえた。その上で「試合途中からの方が力が出せる。積極的に初球から打とうという姿勢は、他の選手もまねすべきだ」と称賛。２２日からのソフトバンク戦を「連勝するぞ。交流戦を終えての５割を目指したいね」と鼻息が荒かった。　（後藤慎一）