できごと【生野通り魔】「日本人なら何人も殺そうと思った」 逮捕の男が供述 府警が捜査本部設置2013.5.22 12:04

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できごと

【生野通り魔】
「日本人なら何人も殺そうと思った」 逮捕の男が供述 府警が捜査本部設置

2013.5.22 12:04 殺人・殺人未遂

 大阪市生野区新今里で60代の男女2人が次々と刺され、重傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職男(31)が「何人も殺そうと思った」と供述していることが21日、大阪府警への取材で分かった。府警は通行人を無差別に狙った通り魔事件との見方を強め、生野署に捜査本部を設置、犯行の経緯を詳しく調べる。

 捜査本部によると、刺されて重傷を負ったのは、同市勝山北の毎日新聞配達員、川口修一さん(61)と同区新今里のビル清掃員、越智美智子さん(63)。川口さんは腹など数カ所、越智さんは腹や背中など数カ所を刺された。

 男はまず雑居ビルの1階で朝刊の配達中だった川口さんを襲撃。さらに約150メートル離れた路上で、歩いて出勤途中の越智さんに切りかかった。

 男は逮捕後の調べに「生粋の日本人なら何人も殺そうと思った」と供述。越智さんを襲った際も「『生粋の日本人ですか』と尋ねたうえで刺した」などと意味不明の言動を繰り返しており、府警は刑事責任能力を慎重に調べる。

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