【ワシントン=大島隆】旧日本軍の従軍慰安婦の問題を巡って、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が、「アメリカも日本占領期には女性を活用した。何をやったか直視すべきだ」と米国務省の批判に反論したことについて、国務省のベントレル副報道官代行は20日の会見で、「この件についてはサキ同省報道官が先週強く非難した。大阪市長の新たな発言については承知していない」と述べた。
橋下氏のこれまでの発言サキ報道官は16日、橋下氏が「慰安婦は必要だった」などと発言したことについて、「侮辱的で言語道断だ」と非難。これに対して橋下氏は17日の記者団とのやりとりで、「慰安婦制度を容認するとは一度も言ったことがない。日本の慰安婦制度も悪かったが、アメリカも何をやったかを直視して欲しい。占領期間中に沖縄の女性を活用したのは厳然たる事実だ」などと述べていた。
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朝日新聞国際報道部