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2013年5月15日(水) 東奥日報 ニュース



■ 六ケ所に大規模太陽光発電所計画

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 国内外で風力、太陽光発電事業を展開するユーラスエナジーホールディングス(本社・東京)は14日、六ケ所村に国内有数の規模となる出力約11万5千キロワットのメガソーラー(大規模太陽光発電施設)を建設する計画を明らかにした。同社が県内で太陽光発電を手掛けるのは初めて。今年7月に着工し、2015年11月の運転開始を目指す。

 同日開かれた六ケ所村議会議員全員協議会で、同社の祓川清常務らが建設計画の概要を説明した。

 昨年12月に設立したグループ会社「ユーラス六ケ所太陽光」が事業主体となり、新むつ小川原会社(東京都)の所有地254ヘクタール(鷹架地区141ヘクタール、千歳平北地区113ヘクタール)を有償で借り受けてメガソーラーを建設する。総事業費は約490億円。

 鷹架、千歳平北の両地区から地下埋設の送電線計16キロを自社で整備し、東北電力の六ケ所変電所に接続する。昨年7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、約20年間発電した電力の全量を東北電力に売電する予定。

 同社は現在、北海道白糠町に出力3万キロワット、大阪府岬町に出力1万キロワットのメガソーラーを建設中。六ケ所村への建設については昨年4月ごろから新むつ小川原会社と協議を進め、広大な用地を確保できたことや日射量が安定していることなどが立地の決め手となったという。

 全員協で祓川常務は地元への財政効果について「わが社の試算によると、20年間で法人村民税は約7億円、固定資産税は約40億円。雇用については可能な限り除雪や草刈りで地元業者を活用したい」と説明。「工事実施前に、できるだけ速やかに町内会を通じて住民説明会を開きたい」と述べた。

 古川健治村長は全員協終了後、「村が進めるエネルギーパーク構想に合致し一定の経済効果も見込める」と期待感を示した。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、国内では日本IBMなどが岡山県瀬戸内市で出力約25万キロワットのメガソーラーの建設を計画中で、ユーラス社の施設はこれに次ぐ規模となるという。

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