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工藤氏対応めぐり見解/県農協農政委・岡山委員長
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県内の農協グループでつくる県農協農政対策委員会の岡山時夫委員長(県農協中央会会長)は14日、県農協会館で記者会見し、夏の参院選本県選挙区で生活の党の現職・平山幸司氏(43)と、無所属で前県農協中央会長の工藤信氏(59)を推薦すると表明した。ただ、工藤氏が環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に前向きな民主党の推薦を受ける場合は、再考の可能性もあるとの見解を示した。
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候補者の推薦は昨年12月の衆院選と同様、所属する党、候補者本人ともにTPP参加反対を意思表示していることを条件とし、13日付で両氏と政策協定を結んだ。
同委員会事務局によると、推薦願が出されたのは14日現在、平山氏、工藤氏の2人。自民党公認の滝沢求氏(54)ら他の立候補予定者からは出ていないという。
岡山委員長は、工藤氏が民主党から推薦を受ける可能性があることについて「無所属での出馬を条件に推薦を出した。政党がTPP推進の立場なら却下しないといけないし、推薦されるとなれば、無所属であっても考えなければならない」と再考の可能性を示唆。
滝沢氏から推薦願が出された場合、「TPP参加には国会での批准手続きが必要。党の拘束がかかっても批准に反対するなら(推薦も)考えられる」と述べた。
滝沢氏は取材に「本県の基幹産業である農業をしっかり守っていく強い思いはある。TPP交渉に入った場合は、コメなど5品目を関税撤廃の対象外とすることや、国益を守ることを力強く訴えていきたい」とコメント。推薦願を提出するかどうかは、慎重に検討する考えを示した。
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