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旧大畑線キハ85、今年初の運転会
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エンジン音を響かせ、旧大畑駅構内をゆっくりと走るキハ85 |
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2001年3月に廃止された下北交通旧大畑線の車両を動態保存している「大畑線キハ85動態保存会」(嶋望海代表)は19日、今年初めての車両運転会をむつ市の旧大畑駅構内で行った。かつて本州北端の鉄路を走った車両が、半年ぶりに軽快なエンジン音を響かせ、訪れた親子連れらを楽しませた。
県内外の鉄道ファンらでつくる保存会が廃止翌年の02年から実施しており、11年目。今年も、冬季期間を除く5〜10月までの毎月第3日曜日、駅構内の線路約200メートルでディーゼル車を走らせる。
この日は、昭和30年代に製造された「キハ85」を運転。訪れた人たちは、新緑を背にゆっくりと線路上に走る車両を写真に収めたり、座席に座って運行当時を懐かしんだりしていた。
家族4人で訪れたむつ市大畑町の会社員橋本望さん(35)は、車内を見渡して「高校時代に通学で利用していた当時と何も変わっていない。懐かしさでいっぱい」と思い出に浸っていた。
保存会メンバーで鉄道会社勤務の綱島健太郎さん(37)=東京都目黒区=は「地元のみなさんのためにも、いつまでも運転会を続けてきたい」と話した。参加費は1人200円。小学生以下は保護者同伴なら無料。
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