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【グラニュース】


ピクシー、主力で1勝

2013年5月22日 紙面から

 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(48)が21日、消化試合となったナビスコ杯新潟戦(22日・瑞穂陸上競技場)に必勝態勢で臨むことを明言した。グランパスは試合がなかった15日の第6節でグループリーグ敗退が決定。25日にリーグC大阪戦を控えており、若手に経験を積ませても当然の試合だが、あえて主力を投入して流れを変える1勝をつかむ。

 すでに敗退が決定し、見どころは若手の台頭かと思われたナビスコ杯新潟戦。しかし、ストイコビッチ監督はこの消化試合を、今のグランパスにとって大きな意味を持つ一戦と位置付けた。

 「カップ戦に敗れているのは残念だが、今、問題はそこではない。われわれは勝ちがない暗い時期。勝って必要な自信を取り戻す」

 ホームでの白星を全力で奪い、リーグ戦ここ6試合で勝ち点1しか獲得できていない最悪な流れを変える。

 そのための手も打つ。5月の4試合で計9失点と崩壊している守備を立て直すために、DFダニエルのボランチ起用に踏み切る。19日の練習試合でテストした策を、この日の戦術練習でも披露。綿密に指示を与え、「われわれのスタイルは続けていきながら、守備は強化しなければいけない。ダニエルとダニルソンでこぼれ球に激しくいく」と明言した。

 18日の鹿島戦ではセカンドボールをことごとく相手に拾われ失点に直結した。その失敗を踏まえ、身体能力に優れた『ダニダニコンビ』で中盤を制圧する。

 ただ、ボランチ以外は鹿島戦と同じベストメンバーで臨む。「若手を出せるような状況じゃない。休みは与えず、ベストメンバーでいく。責任は、今出ているメンバーにある。ケネディ、玉田、闘莉王、増川、楢崎、小川、淳吾、隼磨、阿部…。この状況をひっくり返し、前向きにもっていけるのは、今やっている選手たちしかいない」。求めるものは、主力の責任を全うする勝利。かつてないほど死に物狂いの消化試合が幕を開ける。 (宮崎厚志)

 

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