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病院で結核集団感染 2人死亡
5月21日 17時12分

病院で結核集団感染 2人死亡
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東京・小平市の精神科病院で、入院患者や病院の職員60人余りが結核に集団感染し、発病した2人の男性が死亡していたことが分かりました。

東京都によりますと、3年前の平成22年5月に東京・小平市の精神科病院「松見病院」に入院していた60代の男性が結核に感染し、その後、今月までに入院患者と病院の職員合わせて62人の感染が確認されました。
このうち、40代から70代までの入院患者10人が発病し、60代の男性が去年5月に死亡したほか、最初に発病した60代の男性がことし1月に死亡しました。
死亡した2人のうち1人は結核の治療を終えていたということで、2人の直接の死因は食べ物や胃液に含まれる細菌が気管から肺に入り込むことで起きる肺炎が原因でした。
東京都によりますと、ほかの人に感染させるおそれがある患者はすでに結核の専門病棟がある病院に入院していて、新たに感染が広がるおそれはないとしています。
感染が拡大したことについて、東京都は、患者が病状を訴えることが少なかったことなどから周囲が発病に気づきにくかったとしています。
東京都は都内の医療機関や福祉施設に対し、結核の早期発見や感染の予防に努めるよう呼びかけています。

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