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学生集めは箱根駅伝に限るってか!

【スポーツ】

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2013年4月23日 掲載

桜美林大の駅伝監督に名ランナーが就任

<あまりにも「わかりやすい」>

 これが手っ取り早いということだろう。

 桜美林大学は22日、陸上部の駅伝監督にケニア出身の真也加(まやか)ステファン氏(40)が就任したと発表した。

 ステファン氏は山梨学院大時代に箱根駅伝の2区を4年連続で走り、94、95年の連覇に貢献。当時は、元早大駅伝監督の渡辺康幸氏らと競り合った。06年からは創造学園大学の陸上部監督を務めていたが、同大学が今年3月で閉校になったため、桜美林からお呼びがかかった。

 それにしても「わかりやすい」方法だ。

 現在は少子化の影響で、一部の有名私大を除けば、どこの大学も学生確保には四苦八苦している。1月2、3日に行われる箱根駅伝を家族で観戦するのが正月の恒例行事という家庭も少なくない。平均視聴率が25%以上も取れる箱根駅伝は大学にとって、最高の「広告番組」なのだ。実際、東洋大などは、箱根で優勝した年は入学志願者が急増している。

 だからだろう。上武大は、93年の箱根で優勝した早大OBでアトランタ、シドニー五輪のトラック代表にもなった花田勝彦氏を監督に迎えると、09年に初出場。箱根で実績のある専修大も昨年、カネボウ陸上部前総監督の伊藤国光氏を招聘(しようへい)。東海大も11年に、長野の佐久長聖高を駅伝強豪校に育てた同大OBの両角速氏を監督に迎えて選手強化をはかっている。

 現在、桜美林大の陸上部には長距離専門の選手は皆無。来年の新入生を勧誘して育成しなければならない。ステファン新監督は「箱根を4年間走り、思い出がある。簡単ではないが、教えている選手が出られるように指導していきたい」と述べた。
 ちなみに同大の目標は14年の予選会出場、21年の創立100周年の箱根駅伝入賞だそうだが……。
~2013年4月23日以前の記事~

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