BIGLOBE
芸能・時事・政治ネタ。スクープ満載 男のWebマガジン『週刊現代オンライン』
週刊現代オンライン
月額会員登録 月額会員入口
Top > 特集記事 > 社会 > 2013.5.13
特別企画 あの世紀の結婚から、6月9日で20年 違った人生もあったはず でも皇太子を選んだのは自分だよね 美人で大秀才、育ちもよくて誰とでも結婚できた彼女。この結婚でよかったのかと、振り返ると
雅子さんの選択は正しかったのだろうか
■オランダで残念な出来事 ■皇太子に心を揺さぶられて
■強烈な不信感が芽生えた ■「妻」として愛されている
■美智子皇后と何が違ったのか  
あの日、パレードを見ようと沿道に集まったのは19万人。テレビ中継の最高視聴率は79.9%。まさに「世紀のご成婚」。全国民が祝福した夫婦がこんなことになろうとは、一体誰が予測できただろう。

オランダで残念な出来事
「雅子妃は今回のオランダ訪問の際、白いスーツをお召しでした。妃殿下は前向きな意思を秘められている時には、白い服装を選ばれます。皇太子とのご婚約が決まり、初めて報道陣の前に登場された時も、白い衣装をお召しでした」

 こう話すのは、皇室評論家の渡辺みどり氏だ。

 皇太子と雅子妃は、4月28日から5月3日まで6日間、オランダを訪問した。体調不良が続く雅子妃が公務に復帰できるのか否か、巷では出発直前まで議論が交わされた。天皇皇后主催の園遊会を欠席して海外に行くのかといった厳しい批判もあった。

 そんな中実現した今回のオランダ訪問は、雅子妃にとって実に11年ぶりとなる海外での公務。その実態はどうだったか――。

「宮内庁は『成功』と位置づけています。確かに予定されていた2つの行事はこなしました。しかし我々から見れば、むしろ雅子妃の抱える問題と課題が浮き彫りになった外遊と言えます」(宮内庁記者)

 実際、雅子妃の「公務」と呼べるのはウィレム・アレクサンダー新国王の即位式と、その後のレセプションへの出席だけ。新国王主催の夕食会も、前日にベアトリックス前女王が開いた晩餐会も欠席した。そしてその翌日、さらに物議を醸す行動があった。別の宮内庁記者が言う。

「雅子妃の父で、オランダ・ハーグにある国際司法裁判所判事の小和田恆ひさし氏と母の優美子さんが、ホテルに雅子妃を訪ねてきたのです。皇太子が同席したとはいえ、新国王との夕食会を欠席して親に会うのかと批判されても仕方ない」

 雅子妃に近い人物は、こう言って心配する。

「そもそもご両親が住んでいるオランダだからこそ、雅子妃は外遊を決意したはずです。ご本人としては必死の思いで公務をこなし、ホッとして両親に会われた。それがまた批判されるようでは、どうしていいかわからなくなり、さぞお気持ちが沈んだことでしょう」

 とはいえ、税金で外遊に出て、公式行事より家族のイベントを優先するのはけしからん、という論理には一定の説得力がある。

「雅子妃にとって、今回の外遊は公務というより『リハビリ』です。雅子妃のオランダ訪問は現地の新聞でも、『うつ病で療養中のプリンセス』と報じられました。実際、雅子妃の主治医の大野裕医師が随行し、即位式ですら『ドタキャンの可能性はゼロではない』とされていたほどです。雅子妃を見続けてきた記者たちは、即位式で雅子妃を見て『悪い時の顔だね』と囁き合っていました。寝不足に加え、薬の影響もあるのか、目がトロンとした独特の表情でした」(前出の記者)

 なぜ、こんなことになってしまったのか――。

 上の年表を見てほしい。結婚前の小和田雅子さんの経歴は実に華やかだ。米ハーバード大学経済学部を卒業後、東京大学法学部に学士入学。その後中退して外務省に入省し、外務省初の女性キャリア官僚として世界を舞台に活躍した。これほどの経歴があり、なおかつ美人。雅子妃自身、将来に何一つ不安など感じていなかっただろう。

 そんな才色兼備のキャリアウーマンの、プリンセスへの華麗なる転身に世間は沸いた。当時を思うと、現在の雅子妃が置かれている状況は、あまりに切ない。果たして雅子妃の選択は正しかったのだろうか。精神科医の香山リカ氏は、自身も含めた「雅子妃世代」の女性の特徴をこう分析する。

「'63年生まれの雅子さまは男女雇用機会均等法の第一世代です。この世代の女性は、今ほど社会制度が整っていない中で、仕事と家庭の両立を目指して苦しんできました。極めて真面目で自分に厳しいのが特徴で、常に『私はこれでいいのだろうか』と思い悩んでいる。この世代独特の傾向です」














この続きは会員になるとご覧いただけます。
面白コラム満載!会員登録をすると「連載・コラム」はご覧いただけます
TOPページへ

「週刊現代オンライン」は、『週刊現代』より厳選した記事を掲載しております。
会員になると、コンテンツ一覧にある記事をすべてご覧いいただけるほか、過去のバックナンバーもご覧頂けます。

本ホームページに掲載の文章・画像・写真などを無断で複製することは法律で禁じられています。
すべての著作権は株式会社講談社に帰属します。週刊現代・週刊現代Onlineに関するご意見、ご感想は wgendai@kodansha.co.jp
iPad/スマートフォンから閲覧された場合、一部の画像が正しく表示されないことがございますが、掲載記事はすべて閲覧することができます。

申し込む 入場


ご意見・ご要望・ご質問などは wgendai@kodansha.co.jp までお寄せ下さい。