与那国町長選に独自候補 防衛協方針

2013年5月15日 10時01分

 【与那国】任期満了に伴う8月11日投開票の与那国町長選挙で、前回、現職の外間守吉氏(63)を支持した与那国防衛協会(金城信浩会長、会員82人)は14日までに独自候補を擁立する方針を固めた。同協会は陸上自衛隊沿岸監視部隊の誘致をめぐり、外間氏が国に約10億円の「協力費」を求めたことに反発していた。

 12日に開かれた同協会の定期総会で「部隊の配置は国境離島の防衛、ひいては国の防衛に貢献することであり、町の将来にも関わる極めて重要な国家事業」とし、「外間氏とは行動を共にすることはできなくなった」との決議案を採択した。

 金城会長は独自候補の人選について「部隊の早期配置を推進する候補者。自薦他薦もあるので、今月中にも理事会を開いて人選を進め、臨時総会で決めたい」と述べた。町長選に向けては、現職を支える与党町議が近く、外間氏と面談し対応を協議する予定。自衛隊誘致反対派も「三つどもえ」選挙も想定し、人選を加速する方針だ。

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