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【月刊正論】[総力ワイド]恥を忘れた「ニッポン人」 河本準一を擁護した破廉恥な面々
高収入を誇るお笑い芸人たちが、援助もせず親族に生活保護を受けさせていたことに、賛否両論かまびすしい。私は本誌1月号で、民主党による呆れた生活保護バラマキ政策の実態を取材し批判した経緯もあり、今回の騒動に関して意見を求められることもあった。そのたびに強調してきたことは、ワイドショーなどにおける報道が、あまりに的外れで有害だ、ということである。現に、吉本芸人たちによる、狡知にたけた生活保護獲得の実態が次々と暴かれてきた結果、国民の間に生活保護不正受給に対する抵抗感が増しているかと思いきや、むしろ芸人たちを真似する不届き者が急増し、マンション保有者などが「うちだってもらえるはず」と生活保護申請に押しかけ、全国の福祉事務所が対応に苦慮しているとの報道まである。(サヨクウオッチャー・中宮崇 月刊正論8月号)
傲慢を支える〝巨悪〟
事の発端は4月、週刊誌が、吉本興業所属のお笑い芸人河本準一の親族の生活保護受給を報じたことだった。河本は「次長課長」のコンビ名で知られる売れっ子で、問題を報じた「女性セブン」によると、その年収は5千万円に上るとされる。
生活保護の不正受給については、かねて様々な批判があり、私自身もこれまでそうした批判に加わってきたが、今回の騒動は過去に何度も発覚してきたような、そこらの一般人による「不正受給」とは格が違うし、違法と言えるかどうかは見解が分かれるにしても、明らかに生活保護の理念を嘲笑い破壊する行為であり、厳しい社会的制裁が必要であると思う。しかし叩かれるべきは本当に、河本をはじめとする生活保護芸人だけなのであろうか?
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