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【月刊正論】[総力ワイド]恥を忘れた「ニッポン人」 河本準一を擁護した破廉恥な面々
インターネット上などにおける河本バッシングがここまで激しくなり、記者会見を開いての謝罪にまで追い込まれた理由の一つは、発覚当初からの河本自身の驚くべき開き直りと、批判者に対する攻撃性である。何しろ謝罪や弁明どころか、ツイッターにおいて「人の嫌な事を生きがいにしてる人達がどうか無くなりますようになぁ」などと居直る始末である。何に遠慮しているのかこうした不遜な態度に対するマスコミの追及は極めて甘く、今や不問に付せられているようにさえ見える。
しかしこうした強気の態度は、果たして河本個人の傲慢さが原因なのだろうか。私にはどうしてもそうは思えない。河本の傲慢さを後ろから支える〝巨悪〟が見え隠れするのだ。
世間では河本の所属する吉本興業は、過酷な雇用実態が語り草になっている。売りだしたばかりの芸人には必要最低限の対価さえ支払わず、「ギャラが交通費にも満たない」「バイト無しには生きていけない」「恋人に食わせてもらうのが当然」「先輩芸人は後輩におごってやるのが当たり前」などという悲喜こもごもの話が広く語られている。吉本における河本の活動開始は95年であり、報道によると、親族の生活保護受給開始の時期とほぼ重なる。果たしてこれは偶然なのだろうか。
血税せしめる“ノウハウ”
民主党が政権につくまで、生活保護受給には一般的に非常に高いハードルがあった。生活困窮者が生活保護の申請に訪れても違法に門前払いされたり、やっと受給が認められても何かにつけ打ち切られたりし、餓死者まで出る程だったのだ。
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