アメリカの社会学者オグバーンによる「文化遅滞」と言う概念がある。彼によると物質文化と制度文化との文化発展、変化には速度に違いが生じると言うのである。
技術的文化がもっとも新しいものに移行し、社会的文化は遅れを生じる。つまり夫々の文化の発展にリードとラッグが生じ、そのために社会生活に様々な不適応、混乱、不安をもたらすという。
新聞紙上によると、IT革命は着実に進んでおり、今年は光ファイバーなみの速度を持つ携帯電話網が登場するらしいし、立体的な3次元(3D)が見られる薄型テレビが登場するらしい。その他これまでになかった機能やサービスが登場し人々の暮らしが変わるらしい。いよいよ老人には住みにくい時代になってきている。
この間も、老人の会話に、最近のTVで腹が立つのは{詳しくはネットでご覧下さい」と言うコマーシャルというのがあった。このままでは社会的混乱が激しくなっていきそうである。
これは老人社会だけの問題ではなさそうである。ソフト部門でもっとも先端を進むべきマスコミも同様である。とくにひどいのがTVである。チャンネルのデジタル化をいいながら、あい変わらずの「紅白歌合戦」に血眼になったり、1億総白痴化といわれる馬鹿番組が続いたり、暮れから正月にかけていささかうんざりである。政権交代も見られたこの時期、マスコミこそがハード開発に見合うソフトの開発、社会的文化の啓蒙に挑戦する責任があるのではなかろうか
技術的文化がもっとも新しいものに移行し、社会的文化は遅れを生じる。つまり夫々の文化の発展にリードとラッグが生じ、そのために社会生活に様々な不適応、混乱、不安をもたらすという。
新聞紙上によると、IT革命は着実に進んでおり、今年は光ファイバーなみの速度を持つ携帯電話網が登場するらしいし、立体的な3次元(3D)が見られる薄型テレビが登場するらしい。その他これまでになかった機能やサービスが登場し人々の暮らしが変わるらしい。いよいよ老人には住みにくい時代になってきている。
この間も、老人の会話に、最近のTVで腹が立つのは{詳しくはネットでご覧下さい」と言うコマーシャルというのがあった。このままでは社会的混乱が激しくなっていきそうである。
これは老人社会だけの問題ではなさそうである。ソフト部門でもっとも先端を進むべきマスコミも同様である。とくにひどいのがTVである。チャンネルのデジタル化をいいながら、あい変わらずの「紅白歌合戦」に血眼になったり、1億総白痴化といわれる馬鹿番組が続いたり、暮れから正月にかけていささかうんざりである。政権交代も見られたこの時期、マスコミこそがハード開発に見合うソフトの開発、社会的文化の啓蒙に挑戦する責任があるのではなかろうか