岩手のニュース

「大雪」の債権者は203人 岩手・NPO問題

報道陣の質問に答える大雪の岡田代表(左)と溝呂木弁護士

 岩手県山田町から緊急雇用創出事業を受託していたNPO法人「大雪りばぁねっと。」(北海道旭川市)のずさんな運営問題で、破産手続きの開始を受けた大雪の債権者は、10日付の申し立て時点で203人に上ることが19日、分かった。同日、大雪の代理人の溝呂木雄浩弁護士が報道陣に明らかにした。
 溝呂木弁護士によると、203人には山田町も含まれ、大雪の負債総額5億6000万円のうち町分は4億3000万円。
 町は、大雪の岡田栄悟代表理事に約5億200万円の損害賠償を求め提訴、大雪に対しては町の損害額を破産管財人に対する債権として届ける方針を決めている。
 損害賠償請求について、岡田代表は「町と徹底的に戦う」と述べ、溝呂木弁護士は「(請求は)単なる感情論で、法律を分かっていない」と指摘した。
 9月30日に東京地裁で債権者集会が開かれる予定。
 この日は、破産管財人を務める東京の弁護士が町を訪れた。活動拠点にしていた町海洋センターや大雪が運営していた無料浴場「御蔵(おぐら)の湯」などで、岡田代表、弁護士らから備品や施設の説明を受けた。


2013年05月20日月曜日


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