全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(36)が17日、鬼門の世界タッグ王座奪取へ驚異の怪力技の投入を予告した。2人をまとめて原爆固めで投げ捨てる荒技で、その名も「一網打尽(仮称)」。たった一人で秋山準(43)、潮﨑豪(31)の王者組をダブルKOして、タッグ初戴冠を果たすという。
プロレス界屈指の馬力を誇る諏訪魔ならではの超人技が炸裂する。次期シリーズ最終戦(6・2後楽園ホール)で諏訪魔は盟友のジョー・ドーリングと組み、世界タッグ王者のバーニング・秋山、潮﨑組に挑戦する。チーム最大の武器はお互いの持ち味を重ねた圧倒的な破壊力だが、相手は抜群のインサイドワークと連係術を備える。
諏訪魔は「向こうのチームワークをも1人で崩せる。パワーでね。将棋だって危なくなったら将棋盤をひっくり返すもの(注・そんなことはありません)。その時は眠らせてたアレを出すか。俺は2人投げられるんだよ」と自信満々に言い放った。
「アレ」とは、諏訪魔1人で相手2人の腰を背後から両腕でクラッチし、そのまま後方へブン投げる“1人2殺ジャーマン”だ。常識的に考えれば夢物語だが、諏訪魔の背筋力は上限300キロの器具も振り切れてしまうため計測不能。それを証明するように、体重205キロの浜亮太を岩石落としで投げ切った前例もある。浜のウエスト周りは2メートルに迫る「175センチ」(浜)で、秋山と潮﨑を捕獲して同時に必殺の原爆固めを決めることも不可能ではない。
諏訪魔は2人を一気に仕留めるさまから、ひとまず「一網打尽」と命名した。「呪われてるのかと思うほどタッグというものには縁がないんでね。力で突破して秋山準との3冠戦(6・30両国)につなぎたい」
世界タッグ、アジアタッグ王座ともに未戴冠、世界最強タッグ決定リーグ戦も準優勝が最高位の諏訪魔。ジンクスを打ち破り、新境地を開けるのか。
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