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【大リーグ】カブレラ、4の4、3本塁打、5打点 史上初の連続三冠王へ爆発2013年5月21日 紙面から ◇レンジャーズ11−8タイガースあるぞ、前人未到の2年連続三冠王!? タイガースのミゲル・カブレラ三塁手(30)は19日(日本時間20日)、敵地テキサス州アーリントンでのレンジャーズ戦で自身2度目の1試合3本塁打をマークするなど4打数4安打、5打点と爆発。今季打率3割8分7厘と47打点はともに両リーグトップで、11本塁打もリーグ最多に1本差と迫り、メジャー史上初の2年連続三冠王を完全に視野に入れた。試合は8−11で敗れたが、その豪打に敵も味方もあぜん。かつて素行不良が目についた悪童が、史上最強打者への階段を上っている。 今のカブレラのすごさが、6回の第4打席に集約されていた。ここまで3打席で2発3安打。レンジャーズのワシントン監督は、5−4と1点リードの2死一、二塁という場面で敬遠を命じる。一打逆転のピンチにしてでも歩かせるという決断に、球場全体が異様なざわめきに包まれた。 結局、続くフィルダーに走者一掃の適時二塁打を打たれたが、勝負しても3失点の結果は同じだっただろう。なにしろ、8回の第5打席では剛腕シェパードの97マイル(約156キロ)内角直球を中堅に運び、3年ぶり2度目の1試合3発。米複数メディアによれば、同僚ハンターは「3発目を見て、人生で初めて髪が逆立った」と語り、敵将ワシントン監督は「あんなにどんな球もバットの芯に当てる打者は見たことがない。ヤツが飛行機に乗って帰ってくれてうれしいよ」と首を振った。 昨季の三冠王は、今季も打率3割8分7厘、47打点はメジャートップで、11本塁打もリーグ最多まで1本差。過去に2度の三冠王に輝いたのはロジャーズ・ホーンズビー(1922、25年)とテッド・ウィリアムズ(1942、47年)の2人だけで、史上初の2年連続三冠王も夢ではなくなってきている。 それでも、カブレラは「歴代の偉大な打者たちと比べられるなんて、まだ早い」と仏頂面だ。肝心の試合に8−11と逆転負けし、「勝ってればいい気分だったのに…」と渋い表情だった。 プレーオフの最中だった2009年10月は、深酒した上に夫婦げんかで警察ざたになり、11年も飲酒運転で逮捕。アルコール依存症の治療も受けたことがあるが、完全に克服した。「一生に一度見られるかどうかという選手を目の当たりにしているんだ」とマクレンドン打撃コーチ。ベネズエラ出身の30歳は“史上最強打者”となるべく、ひた走っている。 PR情報
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