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水の力で津波から守れ!新防水設備お披露目
京都大学と日立造船は、津波による浸水時などに、電力がなくても自動で閉鎖する「水門」を開発したと発表した。
防水設備「陸上設置型フラップゲート」は、床板の下に水が入り込むと水圧でゲートが立ち上がり、建物の中に水が入るのを防ぐことができるという。浸水によって生じる浮力と水圧を利用してゲートが立ち上がるため、電力や人の手による操作は必要ない。停電で水門が動かなかったり水門を閉めに向かった消防隊員が殉職したりした東日本大震災で浮き彫りになった課題などが、このゲートの開発につながったという。
京都大学防災研究所・安田誠宏助教「停電になったとしても、水の力だけで扉が閉じられるので、それが一番のメリットです。和歌山・高知など、地震の後、津波がすぐに来襲するようなところでは非常に有効」
今後、秋までに販売を始め、防潮堤の開口部の他、地下街の入り口などにも設置して、津波だけでなくゲリラ豪雨などの対策にもつなげたいという。
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