2013.5.21 05:03

虎・新井良、“完封ペース”菊池から意地の一発!(2/2ページ)

7回、本塁打を放つ阪神・新井良=西武ドーム(撮影・岡田亮二)

7回、本塁打を放つ阪神・新井良=西武ドーム(撮影・岡田亮二)【拡大】

 開幕後に自身が「自己管理能力の欠如」と振り返る左太もも裏肉離れを起こした。最短10日間で1軍に復帰した後は、再発に細心の注意を払った。その分、左足を勢いよく上げるフォームにズレが生じていた。修正のため、試合前、試合後には鏡の前で素振り。関川打撃コーチに撮影を依頼し、動画でもチェックした。18日のソフトバンク戦(甲子園)では自身初の満塁弾を記録。ここ3試合で2ホーマーと調子を上げてきた。徐々に本来の打撃フォームを取り戻している証拠だった。

 「(菊池のボールは)角度があった。最初から(本塁打が)出たらよかったんですが…」

 本塁打を放つも、自らを責めた。勝たなければ、意味がない。常にチームの勝利だけを考える。それが良太だ。その思いをバットに乗せ、上昇気流を作り上げてみせる。 (西垣戸 理大)

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(紙面から)