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横浜市の「待機児童」がゼロに5月20日 12時6分
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保育所の空きを待っているいわゆる待機児童が3年前、全国の市町村で最も多かった横浜市は、独自に認可保育所を増やすなど対策を進めた結果、待機児童がゼロになったと発表しました。
これは横浜市の林文子市長が20日、明らかにしました。
横浜市の待機児童は、3年前は1552人と、2年続けて全国の市町村で最も多くなり、横浜市は、昨年度までの3年間に認可保育所を144か所新設するなどして受け入れ枠をおよそ1万4000人増やしたり、専門の相談員を各区に配置して保育所の情報を保護者に提供したりして、独自に対策を進めていました。
その結果、去年4月に179人いた待機児童が先月1日現在、ゼロになったとしています。
林市長は記者会見で「多くの関係者の協力によりゼロを実現することができた。しかし地域によってさまざまな要望があり、分析を進めたうえで、子育て事業をさらに充実させたい」と話しています。
厚生労働省によりますと、全国の待機児童の人数は去年10月の時点でおよそ4万6000人に上り大阪市や名古屋市、首都圏など都市部で多くなっていて、解消は進んでいません。
このため厚生労働省が認可保育所の設置を進めようと法律の基準を満たしていれば株式会社からの申請も認めるよう今月15日付けで都道府県などに通知するなど国も対策を進めています。
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