<テーマ> ジェトロ・ビジネスセミナー
〜今後の中小企業のアジアへの展開を考える〜
<放送> 7月14日(土) 午前7時30分〜午前8時
中小企業を取り巻く、国内外のビジネス環境はますます厳しくなっている。
こうした現状を打開するため、中小企業にとって、海外に活路を求める、
特に、中国をはじめとした、アジアの需要を取り込むことの重要性が指摘されている。
番組では、7月6日(金)に
ジェトロ(日本貿易振興機構)と県が主催して行なわれた 「ジェトロ・ビジネスセミナー」、
そして、すでにアジア展開をしている県内企業のパネリストを迎えて行なわれた
「パネルディスカッション」の様子を伝える。
基調講演 : 講 師
ジェトロ(日本貿易振興機構) 副理事長 横尾 英博 氏
パネル・ディスカッション : パネリスト
山形経済同友会 常任幹事
後藤電子(株) 代表取締役社長 後藤 芳英 氏
山形経済同友会 常任幹事
ミクロン精密(株) 代表取締役社長 榊原 憲二 氏
(株) 荘内銀行 常務取締役 鈴木 布佐人 氏
第一貨物(株) 常務取締役 安達 英雄 氏
和歌山産業(株) 取締役・営業統括部長 村田 敬二 氏
<テーマ> べにばな国体から20年 〜継承と新たな飛躍へ〜
<放送> 午後1時30分〜午後2時 *時間を変更してお伝えします
平成4年に開催された「べにばな国体」から、今年で20年。
当時は、県民挙げて、冬・夏・秋の完全国体の成功を目指して取り組んだ。
「べにばな国体」は、山形県にとって多くの遺産を残した国体でもあった。
「べにばな国体」からの20年を振り返るとともに、
山形のスポーツの現状や、今後の課題になどについて語る。
<ご出演>
■ 山形県体育協会理事・事務局長
本国体 山形県選手団 総監督 佐藤 通隆 氏
■ 県立山形中央高校 スケート部監督
日本スケート連盟 ジュニア担当 強化コーチ 椿 央 氏
■ 山形経済同友会 常務理事
(株)山形銀行 常務取締役 石川 芳宏 氏
平成4年の「べにばな国体」から20年。
「国体」が山形に残したものは、極めて大きかったことを感じます。
国体後に、多くのトップ選手が指導者として山形に残り、
世界で活躍できる選手を育成したこと。
モンテディオの前身「NEC山形」や、山銀女子バスケ「ライヤーズ」、「レッドウイングス」など、
企業スポーツが定着し、国内トップレベルの試合を間近で見られるようになったことなど。
しかし、20年経ち、
若手指導者の育成・支援不足、トップ選手を受け入れる体制の面など、
様々な課題が見えてきています。
国体の成績は、ここ数年低迷し、
間もなく開幕するロンドンオリンピックには、現時点で県出身・県関係の選手の出場はありません。
今後、山形のスポーツが飛躍し、地域のさらなる盛り上げをはかるためにも、
具体的な目標を掲げ、スポーツの役割をもう一度考えなおす必要性が、
ご出演者の皆さんのお話からも感じられました。
<テーマ> 節電2年目の夏 〜県内企業の取り組みは〜
<放送> 6月30日(土) 午前7時30分〜午前8時
山形方式省エネ節電県民運動の強化月間が明日からスタート。
山形県は電力消費量の削減目標を5%と設定。東北電力管内では唯一の取り組みだ。
東日本大震災から2度目の節電の夏。
県内企業や事業所の取り組み、課題について考える
<ご出演>
■ 栗田電気管理事務所
電気管理技術者 栗田 晃一 氏
■ 山形経済同友会 常任幹事
(株)天童木工 取締役社長 加藤 昌宏 氏
■ 山形経済同友会 会員
リコージャパン(株)東北営業本部 山形支社長 高橋 薫 氏
去年の夏は、国が15%の節電目標を設定しましたが、山形県は20%を超える節電を達成しました。
ことしは、東北電力管内では唯一 電力消費削減目標を設定し、
全県挙げた節電県民運動を展開します。
これまでの節電の取り組みを一過性のものにすることなく、継続していくために、
省エネ体質の企業や社会を作っていくことの大切さを感じます。
<テーマ> コーチング〜次世代のリーダーを育てる〜
<放送> 6月23日(土) 午前7時30分〜午前8時
企業経営にとって人材育成は最大のテーマ。
その人材育成の技術として、今、『コーチング』が多くの企業経営者から注目を集めている。
ビジネスの分野における『コーチング』の第一人者である
伊藤 守氏(山形市出身)を招き、企業の人材育成、経営者のリーダーシップについて語る。
<ご出演>
■ (株) コーチ・エィ 代表取締役会長 伊藤 守 氏
■ (株)とみひろ 代表取締役社長 冨田 浩志 氏
■ 山形経済同友会 会員
キリンビールマーケティング(株)山形支社長 伊藤 昌芳 氏
「コーチング」。スポーツの世界では、よく耳にする言葉ですが、
ビジネスの世界でも人材開発のための一つの手法として注目を集めています。
企業の社長、経営者、幹部などが、自分にコーチを付け、コーチングを導入する企業が
増えているそうです。
コーチングは、決して、「アドバイス」をしたり「問題解決」をしたりするものではなく、
目標を達成するための手段、問題解決の方法などに気付かせ、
その人の可能性や、能力を引き出す手法ということです。
団塊の世代の大量退職や後継者不足の中、
このコーチングは、次世代のリーダーを育成する手段の一つとして有効だということが
理解できました。
<テーマ> 新時代への課題は「山形新幹線開業20年」
<放送時間> 6月16日(土) 午後1時30分〜午後2時
*時間を変更してお伝えします
全国初のミニ新幹線として脚光を浴び、
山形県に高速交通時代への道を開いた「山形新幹線」は、7月1日に開業から20年を迎える。
この20年を振り返りながら、今後の課題などについて考える。
<ご出演>
■ 山形県商工労働観光部 観光経済交流局長 佐藤 嘉高 氏
■ 東日本旅客鉄道(株)仙台支社 営業部長 林 健一 氏
■ 高畠町 山形新幹線20周年事業実行委員会 副委員長
高畠町観光協会 代表理事 加藤 博 氏
■ 山形経済同友会 会員
最上峡芭蕉ライン観光(株) 代表取締役 鈴木 富士雄 氏
1992年 平成4年7月1日に開業した山形新幹線。
新幹線の整備計画に則った「整備新幹線」とは違う、在来線扱いの「ミニ新幹線」として開業しました。
来月、7月1日に20年を迎えるという事で、
県、JR、高畠町などがそれぞれ記念イベントを企画するなど盛り上げをはかっています。
しかしこの20年、利用する側も少子高齢化が進み、各地で新幹線が開業・延伸するなど
山形新幹線を取り巻く環境は大きく変わってきています。
20年という節目に、もう一度「山形新幹線」の意義を考え、
他と差別化できる魅力を強力にPRしていくことが必要になってくるのではないでしょうか。
<テーマ> 東北復興へ 山形から元気発信
「やまがた元気プロジェクト」
<放送時間> 6月9日(土) 午前7時30分〜午前8時00分
東日本大震災、福島第一原発事故後の風評被害などは、
農畜産物の価格低下、観光客の激減など、県内経済に大きな影響を及ぼした。
山形元気プロジェクトは、風評を払拭し、
県内への観光誘客と、県産農林水産物の消費拡大などを目指そうという取り組み。
1年間、「復興のための 祈りと祭り」をテーマに、市町村、関係団体などが連携し
「食」と「農」を起点とした、四季を通じた交流イベントを、全県挙げて開催する初の試み。
プロジェクトの意義や、今後の方向性について語る。
<ご出演>
■ 山形県農林水産部長 菅野 滋 氏
■ (株)やまがたさくらんぼファーム
代表取締役 矢萩 美智 氏
■ 山形経済同友会 会員
東京海上日動火災保険(株)
山形支店長 小宮 健一 氏
「やまがた元気プロジェクト」は、県内各地の約200のイベントを連携させて
四季ごと 4つのお祭を開催。県全体のお祭としてPRしていくものです。
すでに4月から 春の祭り「日本一 さくらんぼ祭り」が始まっていて、
間もなく旬を迎える「サクランボ」をメインに展開されます。
メインイベントは 山形市 文翔館前などで23日、24日に開催。
昨年の県内の観光サクランボ園の入園者数は
一昨年に比べて、20万人以上 4割近く減少したといいます。
今年のサクランボの作柄は良好のようです。
このイベントを契機に、まずはサクランボ観光から
山形が盛り上がっていけばいいと思います。
また、この春のイベントでの誘客を、
夏、秋、冬の祭りにつなげていく仕組み作りが 今後求められてきますね。
<放送> 6月2日(土) 午前7時30分〜午前8時
<テーマ> 縄文の女神 国宝に
先日、文化審議会は、舟形町から出土した西ノ前土偶、
通称「縄文の女神」を国宝に指定するよう文部科学大臣に答申。
西ノ前土偶の国宝指定を機に、この貴重な縄文の文化財をどういかしていくか、
また、活かしていくための課題について語る
<ご出演>
■ 舟形町長 奥山 知雄 氏
■ 東北文教大学 短期大学部 教授 菊地 和博 氏
■ 山形経済同友会 代表幹事経験者
(株)千歳建設 取締役会長 千歳 栄 氏
この度の「縄文の女神」の国宝指定は、県内では6件目 実に11年ぶりの国宝指定。
県民にとって嬉しいニュースです。
西ノ前土偶は、縄文時代の土偶造形の一つの到達点であり
学術的価値が極めて高いことが 国宝指定の理由としてあげられています。
平成4年に舟形町から見つかった「西ノ前土偶」
尾花沢新庄道路建設のため、発掘調査をしてみつかったそうで、
道路の建設が無ければ、人の目に触れることがなかったかも知れない。
女神が呼んだのかもしれないと 奥山町長は話されていました
また、菊池さん 千歳さんからは、
土偶を見る際の視点など 非常に興味深いお話を聞かせて頂きました。
約4500年前に作られた土偶から、様々な歴史を文化を読み解くことができる訳です。
今回の国宝指定。
いずれにせよ、やまがたの文化を、全国に世界に発信するきっかけになりますね。
<放送> 5月19日(土) 午前7時30分〜午後8時
<テーマ> 再生可能エネルギー元年 「県エネルギー戦略」
吉村県知事は、「卒原発」を提唱し、
再生可能エネルギーの導入などを盛り込んだ 「山形県エネルギー戦略」を今年3月に策定した。
今年度は、それを実行段階へと移す第一歩の年。
新設された「県エネルギー環境部」の森谷部長を迎え、戦略の概要や今後の取り組みなどを聞く。
<ご出演>
■ 山形県環境エネルギー部 部長 森谷 俊雄氏
■ エネルギー戦略研究所(株) 研究所長 山家 公雄氏
■ 山形経済同友会 常任幹事
(株)大沼 代表取締役社長 児玉 賢一氏
東日本大震災、福島第一原発事故などを受けて策定された、県の新しいエネルギー戦略は、
@県民生活や、産業活動に欠かせない エネルギー供給基盤を確保すること、
Aエネルギー源を地域に分散し、災害対応力を高めること
を背景として策定されました。
また、この戦略は、風力、太陽光など 再生可能エネルギーの導入を中心として取り組まれます。
この計画を進めていくためには 県民、産業界など 各方面の理解と協力が必要です。
山形県の取り組みが 先進的なビジネスモデルとなっていくのか、今後に注目したいと思います。
また、もう一つのポイントとなるのが「省エネの推進」です。
去年、県民挙げて節電運動に取り組むなど、節電に対しての意識が非常に高まりました。
現在も、継続して取り組まれている方も 多くいらっしゃると思いますが、
一過性のものにするのではなく、「省エネ」の意識を持続していくことが大切ですね。
<放送> 5月12日(土) 午前7時30分〜午前8時
<テーマ> 重粒子線がん治療施設設置に向けて 〜先端がん医療への期待と課題〜
日本人の死亡原因の第一位となっている「がん」。
その治療方法は、目覚しい進歩を遂げているが、
山形大学では、いま重粒子線がん治療施設を設置しようという取り組みが本格化している
設置されれば、東北・北海道地区としては初。
重粒子線がん治療施設の導入に向けた期待や課題について語って頂く
<ご出演>
■山形大学 学長特別補佐・医学部教授
重粒子線がん治療施設設置準備室長 嘉山 孝正氏
■山形経済同友会 会員
日本銀行山形事務所長 植林 茂 氏
■山形経済同友会 会員
進和ラベル印刷(株) 代表取締役社長 晋道 純一氏
山形大学が設置を進めようとしている「重粒子線がん治療施設」。
現在、重粒子線がん治療施設は国内で3ヵ所。
山形に設置されれば、東北・北海道では始めての設置になります。
設置によって、がん治療の地域格差是正、地域経済への効果など
様々なメリットが考えられますが、
今回の番組では、
資金面、患者数の確保などをどうしていくのかなど
様々な課題についても語っていただきました。
何よりも 施設が設置されることで、
患者の皆さんにとって 治療の選択肢が広がります。
着工の判断は、1年以内が勝負との事。
今後の動きに注目したいですね。
<放送> 4月28日(土) 午前7時30分〜午前8時
5月 5日(土) 午前7時30分〜午前8時
<テーマ> 第25回 全国経済同友会セミナー
4月19、20日 富山市を会場に開かれた全国経済同友会セミナーの模様を 2週にわたって伝える。
今年の総合テーマは「日本は必ず甦る 〜復興とさらなる発展を目指して〜」。
全国44の経済同友会から約1000人、山形経済同友会からは会員10人が参加。
東日本大震災から1年が経ち、これまでの復興への取り組みを検証した上で、
さらに何をすべきか、日本経済の発展へどう結びつけていけるかなどを討議。
4月28日 放送
■ 基調講演 「日本経済再生の条件」 千葉商科大学学長 島田 晴雄 氏
■ 岩手・仙台・福島経済同友会からの報告
■ 第1分科会 「災害に強い国づくりを考える」
■ 第2分科会 「エネルギーと環境問題を考える」
5月 5日 放送
■ 第3分科会 「これからの人材育成・雇用を考える」
■ 第4分科会 「グローバル化と企業経営」
■ 総括挨拶 (公社)経済同友会 代表幹事
武田薬品工業(株)社長 長谷川 閑史氏
■ 特別講演 「日本の将来と志ある外交」 元外務事務次官 谷内 正太郎氏
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
初めて取材した「全国経済同友会セミナー」。
桜満開の富山市 富山国際会議場などが会場です。
日本経済が抱える問題や、震災の教訓を今後の対策にどう生かすべきか。
また、グローバル化に対応できる人材をどう育成していくのかなど、
専門家の講演や、分科会での討議を聞かせて頂きました。
私自身も非常に学びの多い2日間で、貴重な経験をさせて頂きました。
来年 2013年の開催地は岩手県です。
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