チビフクロモモンガ:国内初、埼玉県こども動物公園で展示 世界最小の滑空する哺乳類
2013年05月18日
埼玉県こども動物自然公園(東松山市岩殿)に世界最小の滑空する哺乳類「チビフクロモモンガ」のオスがドイツの動物園からやって来た。日本の動物園では初の展示となる。
チビフクロモモンガはオーストラリア東部のユーカリの林に生息。夜行性で、枝から枝に飛び移って樹液や花の蜜をなめ、虫などを食べる。体長は尾を除くと約7センチで体重は10グラム前後。リス科のモモンガと異なり、カンガルーと同じ有袋類に属する。メスはおなかの袋で子育てをする。
小動物コーナーにある暗幕で囲った「よるの世界」で、6匹のチビフクロモモンガが、水で溶いたハチミツなどをなめる姿などを見ることができるという。秋には、ポーランドの動物園からメスも仲間入りする予定。
問い合わせは同園(電話0493・35・1234)。【中山信】