自民党:与謝野馨氏の復党検討 復党願の提出受ける
毎日新聞 2013年05月17日 22時42分(最終更新 05月18日 00時11分)
自民党が、3年前に除名した与謝野馨元経済財政担当相の復党を検討することが分かった。石破茂幹事長は17日の記者会見で、与謝野氏から復党願の提出を受けたと明らかにし、内容について「いろいろな反省も込めて述べられている」と説明した。与謝野氏が所属した党東京都連の意向を聞いたうえで、近く党紀委員会で正式に復党の可否を協議する。
与謝野氏は、自民党が野党だった2010年4月、旧たちあがれ日本の結党に参加。自民党は除名処分にした。11年1月には菅直人首相(当時)の求めで民主党政権の経済財政担当相として入閣。咽頭(いんとう)がんを患ったため昨年末の衆院選には立候補せず、政界を引退した。
党内には、東京都議選での与謝野氏との連携に期待して復党を容認する声もあるが、「悪い前例を作ってはいけない」(ベテラン議員)と慎重論もある。【念佛明奈】