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国際
台頭する武闘派 ロシアの米大使館員拘束、露骨な強硬路線へ
本人の辞意に基づくスルコフ氏解任の根底にも、同氏と強硬派の路線対立があったと考えられている。
広告業界出身のスルコフ氏はプーチン氏の前回大統領期に大統領府副長官を務め、ロシアには独自の民主主義があるとする「主権民主主義」の概念を打ち出すなどクレムリンの理論家として知られた。ただ、メドベージェフ前大統領期にはリベラル寄りの姿勢を見せ、11年末には大規模デモの責任を取る形で内閣に転出した経緯がある。
「スルコフは(反対派を)投獄するよりも(民主主義の体裁を取り繕う)政治的術策や欺瞞(ぎまん)の方が効果的と考えていた」。反政権派のネムツォフ元第1副首相はインタファクス通信にこう語り、スルコフ氏解任は、政権がシロビキ流の“力業”に走っていることの表れだと述べた。
プーチン政権はこの1年間、反政権派や市民団体を萎縮させる新法を相次いで制定し、反プーチンの有力ブロガー、ナワリヌイ弁護士は横領容疑などで起訴された。政権は、欧米が反政権派に資金援助しているといった排外的主張も強めており、主要テレビ局は米外交官の拘束事件を大々的に報じている。
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