2013年03月11日
動物をとても怖がります。
動物とどう接するのがよろしいですか?
(育児本には載っていません。)
まずは大人が動物を好きになり、子どもといっしょになって、
かわいがってみましょう。
(子どもと同じ立場になることが子育ての基本です。)
動物を好きになってほしいから、
といって無理やり触らせるのではなく、
怖いという気持ちを受け止めて、
少しずつ接する機会を増やしていきましょう。
まずは、大人が動物を好きになり、「かわいいね」などと
感じていることを伝えましょう。
子どもは、身近な大人が楽しそうにかかわっていると、
怖い気持ちも薄らいできます。
動物を見たり、触ったりする機会をたくさん持てば、
次第に興味や関心を持つようになります。
焦らず少しずつ動物に親しみがもてるようにしていけるとよいですね。
動物とふれあうことで、子どもたちは心を癒し、
思いやりの気持ちを抱き、命の大切さを感じるなど、
心の成長にとって必要なことを学んでいきます。
動物とふれあって遊んだ後は、手洗いやうがいをしましょう。
動物アレルギーのある場合もありますので、
症状が出た場合には、専門医師に相談しましょう。
2013年03月10日
水を怖がります。
水に慣れるにはどうしたらよいですか?
顔に水がかかるのは怖いものです。
水遊びをするときは、
顔に水がかからないように楽しさを配慮していきます。
次第に水に慣れてきたら楽しい雰囲気の中で、
まずは手足を水に入れ、次に体全体で水に入り、
最後に顔を水に付けていきましょう。
早く水に慣れさせようと焦るのではなく「水が怖い」という気持ちに
寄り添いながら、水の心地良さを感じることが大切です。
風呂や小さなビニールプールなどで楽しく遊ぶことを考えてみましょう。
手で湯をすくったり、体にかけたりして遊んでいるうちに水に慣れてきます。
又、ほかの子どもが楽しそうに水遊びをしているようすを
見るのも効果的です。
同じようなことをして遊びたくなり、
水遊びの楽しさを感じるようになったりするかもしれません。
2013年03月09日
遊びの中で育つものをはっきり知りたいです。
何が育つのでしょうか?(子育て、育児で悩んでいます。)
遊びの中で育つものには、体力や運動能力や生活力、
社会性や会話力、想像力や創造力、思考力や数量感覚、
思いやりや集中力や忍耐力など、
さまざまな力の基礎が生まれてきます。
こうしたものは、目先の成果として見えにくいものですが、
人生の根っこを育てていく大切なものです。
例えば 砂遊びでは、
1、水や砂の感触を味わいながら開放感に浸り、心が安定します。
2、「貸して」など遊びに必要な言葉や自分の考えを身につけます。
3、友達と遊ぶことで社会性も養われます。
4、水が砂にしみ込む様子をみて、
湿り気のある砂の方が固い山が作れるなど思考力をも養われます。
このように、思いやりの気持ちや我慢する力、
いろいろなことをやってみようとする意欲、
決まりごとを守ったり、考えたり協力したりする態度など、
生きていくために必要な力を養うことができます。
遊びというのは、大人が感じている以上に、
子どもにとっては学ぶ、体験する経験を味わう
非常に大事な一つといってもよいでしょう。
2013年03月09日
おもちゃや絵本(育児本)の選び方で迷っています。
どうすればよいですか?
おもちゃや絵本は子育ての必需品です。
おもちゃは、3歳以下であれば、一人でも楽しめるものを、
3歳以上ではみんなでいっしょに楽しめるものをえらんではどうでしょうか。
絵本は、何度も読んであげるものなので、
長年読まれてきた人気のある本の中から自分で手にとってみて、
読みやすいものを選んでください。
おもちゃや、絵本は数多く出回っています。
たくさんの中からよいものを選ぶことはなかなか難しいですね。
おもちゃに関しては、自分が子どものとき、
繰り返し夢中になって遊んだことを思い出してください。
何が楽しかったでしょう?その楽しさを子どもに味わわせたいですね。
絵本に関しては、大人が「おもしろい」「楽しい」と思ったものを
手に取ってみましょう。
「絵本は子どもに読ませる本ではなく、
大人が読んであげる本」ともいわれます。
いっしょに楽しめる本に出合えたらすてきです。
選ぶポイントは絵と文が一致していること、
物語の筋が通っていること、再版が繰り返されていて、
読み続けられているものがよいでしょう。
2013年03月09日
ごっこ遊びが大好きです。
いつ頃までそれでいいのでしょうか?
(育児本には詳しく載っていません。)
ごっこ遊びは、子どもの成長にとって多くのことを学ぶ場です。
子どもを温かく見守りながら、満足するまでさせてあげましょう。
温かく見守ることも子育てのうちです。
幼児期は母親になりきって、赤ちゃんの世話をしたり、
テレビで見たキャラクターになったりして遊びます。
年を重ねるにつれて、同じごっこ遊びでも、
役が増えたり、遊びに必要なものを工夫して作ったり、
年齢や生活経験によって遊びが変化していきます。
このように、子どもたちは想像の世界を楽しんだり、
体験したことを再現したりして遊びます。
その中で、自分の思ったことを伝えたり、
相手の考えを受け入れたりするなど、友達とかかわる力が育ちます。
又、社会の仕組みを理解し友達と役割を分担する力が身につきます。
言動や、動作による表現力も伸びます、
こうしたごっこ遊びが基礎となって、
さまざまな文化や芸術を楽しめるようになってきます。
2013年03月07日
子どもが外で遊んでくれません。
家の中だけの遊びでよいですか?
まずは戸外で大人もいっしょに遊んで、
戸外遊びの楽しさを教えてあげましょう。
そのためには、大人が本気で遊ぶことが大切です。
何よりも、子どもが遊びを楽しいと感じることが必要です。
大人が無理やり誘っても長続きはしないでしょう。
子どもは、今遊んでいることに十分に満足すると、
ほかの遊びにも目が向いていくでしょう。
室内遊びばかりして、戸外で遊びたがらない子どもは、
戸外遊びの楽しさを知らないと思います。
大人がいっしょになって遊び、励ましたり、
褒めたりすることで、子どもも興味を持つと思います。
外遊びでは天候や、自然などにふれあいながら
思い切り体を動かします。
その結果として、天候に合わせた服装を理解し、
自然の感触や美しさを感じることができます。
又、体を動かすことで食欲や睡眠などの
健康な生活リズムが身についていくのです。
2013年03月07日
子どもにとって遊びが大事だと言われるのはなぜですか?
遊びには、子どもの成長や発達に必要なことがたくさん含まれています。
遊びを通していろいろな力を身に付けていきましょう。
例えば、お店屋さんごっこや、鬼ごっこなど自分の思ったことを
お互いに言いやったり、ルールを決めて遊んだり、
時には喧嘩をして仲直りしたりする姿が見られます。
動物や草花に触れて遊ぶときには「かわいい」「きれい」などと
感じたり、生命の尊さにも気づいたりしていきます。
このように、大人に干渉されるのではなく、
自分から周りのいろいろなものや、人に積極的にかかわり、
思う存分遊ぶことによって、心も体も成長していきます。
又、みずから意欲を発揮して友達と取り組む活動であるからこそ、
思いやり、協同性などのようなさまざまな態度を
身に付けていけるのです。