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【スポーツ】桐生20秒59 200メートル世界陸上標準B突破2013年5月20日 紙面から ◇京都府高校総体
陸上男子100メートルで日本歴代2位の10秒01を記録した桐生祥秀(17)=京都・洛南高=が19日、京都市の西京極総合運動公園陸上競技場で行われた京都府高校総合体育大会3年男子200メートルに出場。追い風1・6メートルの決勝で高校記録に0秒02と迫る20秒59の自己ベストで優勝した。世界選手権(8月・モスクワ)の参加標準記録B(20秒60)もクリアした桐生は、6月の日本選手権では100メートルに出場する意向を示した。 日本中に衝撃を与えたレースから3週間。京都に凱旋(がいせん)した桐生が今季初の200メートルに挑んだ。大舞台が続き、2週間レース間隔をあけた。疲労も抜けきり、小雨が降る中でも自己ベストを難なくマーク。笑顔で観客の声援に応えた。 「織田(記念国際)よりはリラックスして臨めました。高校記録を狙っていたので正直言うと悔しい。今後はこれを乗り越えてタイムを狙っていきたい」 100メートルだけじゃない。200メートルも重要と位置づける。「最後の100メートル、50メートルをしっかり走れれば、100メートルの後半リラックスして走れる」と話す。レース後、課題に挙げたのはカーブから直線に入る自然な流れ。これを克服できれば100メートルの9秒台につながると確信しているからだ。 日本陸連の大失態にも動じない。公認の風速計を使わなかったことから、4月の織田記念国際でマークした10秒01が国際陸連から世界ジュニア記録として公認されない可能性が浮上。「最初聞いたときは『エッ』て感じ。でも10秒01で満足していたら戦えないので、越えるように頑張ります」と堂々言い切った。 6月の日本選手権100メートルに出場する意向で、7月末のインターハイ出場も目指していることを明かした。世界選手権にも出場となれば日程的に難しくなるが「これから考える」と話した。次戦31日から京都府インターハイ予選が控える。さらに日本選手権、近畿インターハイと約2週間で3大会に臨む予定。「けがなく力まず3つの大会をどう乗り切れるか。どうなるかは分からないけど、頑張ります」と桐生。スーパー高校生の急成長はまだまだ止まらなさそうだ。 (永井響太) PR情報
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