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事件
「母さん助けて詐欺」のネーミングに賛否両論 ネット上では「共感できない」の声強く 警視庁は「賛否あるのはごもっとも」
警視庁が公募していた「振り込め詐欺」に代わる新名称に、最優秀作品として「母さん助けて詐欺」が、優秀作品として「ニセ電話詐欺」「親心利用詐欺」の2点が選ばれた。公募には簡易ブログ「ツイッター」を活用、ネット上では警視庁側の予想を上回る盛り上がりを見せたが、連鎖反応的に生み出されたユニークな作品はすべて落選。選考過程が明確でなかったこともあり、「特徴をよく表した名前」「母親に限定するのは逆効果」などと、決定後も賛否両論の声が渦巻いている。「警視庁公認の大喜利」ともいわれた新名称公募の顛末(てんまつ)を追った。(原川真太郎、太田明広)
時事ネタ、ダジャレのアイデア競争 「予想上回る」9000作品
「高齢者に分かりやすい名称が選ばれたと思う」
今月12日、東京・歌舞伎座で行われた披露式で、西村泰彦警視総監は、新名称を“自画自賛”した。
「振り込め詐欺」の呼称はもともと、警察庁が平成16年に決めたものだ。孫や息子になりすまして電話する「オレオレ詐欺」に続き、出会い系サイトなどの架空請求や公共料金の還付名目など類似詐欺が出てきたことから、こうした詐欺の総称として生まれた。
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