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【大リーグ】

青木、再び年間200安打ペース 5月11度目の複数安打で復帰

2013年5月20日 紙面から

◇ブルワーズ6ー4カージナルス

 大台ペース復帰!! ブルワーズの青木宣親外野手(31)は18日(日本時間19日)、敵地セントルイスでのカージナルス戦に1番右翼で先発出場し、4打数2安打と自己最多タイとなる月間11度目のマルチ(複数)安打をマークした。今季はチーム41試合で通算51安打。シーズン換算で201安打と一時の大失速状態から目標の200安打ペースにも戻し、ここ10年間では現ヤンキースのイチロー外野手(39)ら2人しかいない5月50安打の快挙も見えてきた。2得点を挙げたリードオフマンの活躍でチームの連敗も4でストップ。6月に誕生予定の第2子も励みに、日本が誇る安打製造機が加速する。

 苦もなく引っ張った。9回の第4打席。カ軍の救援右腕ムヒカの2球目だ。体勢を崩しながらも、鋭い打球を右前に運んだ。今季41試合目にして放った51本目の安打で、自己最多タイとなる月間11度目のマルチ安打。共同電などによると、青木は「今日の打席は全部良かった。いいことづくしだった」と笑顔。162試合換算で201安打と“大台ペース”にも戻す一打に言葉も弾んだ。

 3安打した前夜に続き、この日も3度の出塁で存在感を見せた。3回は2死二塁から真ん中の速球を引っ張り、一塁手のミットをはじく強烈な内野安打。一、三塁と好機を広げ、続くセグラの三塁打でホームを踏んだ。5回にも冷静に四球を選び、追加点を演出。今季6勝のカ軍先発右腕リンをマウンドから引きずり降ろした。

 5月の27安打はナ・リーグ2位。今月は残り12試合で、月間自己最多の33安打更新は時間の問題だ。それどころか、この調子を維持したうえで、もう一押しできれば、この10年間では2004年のイチロー(当時マリナーズ)と昨年のメルキー・カブレラ外野手(当時ジャイアンツ、現ブルージェイズ)しか到達していない「5月50安打以上」も見えてくる。

 4月後半の不振で一時は2割4分7厘だった打率も、今や3割2分3厘まで上昇した。月間打率4割3分5厘を誇るリードオフマンに、レネキー監督も「打線で大事な存在」と賛辞を惜しまない。この日も2得点を挙げた青木の活躍もあってチームの連敗は4で止まったが、ここで満足するわけにはいかない。

 「やっと勝てた。これからも、とにかく今の状態をキープできるようにしたい」。6月には待望の第2子が生まれる。公私ともに充実のメジャー2年目。新たな命を授かるまでに打率だけでなくチームの勝率も上げていく。

 

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