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【プロ野球】

内海7失点100勝ならず 連勝は12でストップ

2013年5月20日 紙面から

◇日本ハム7−3巨人

日本ハム−巨人 3回裏2死、アブレイユに四球を与え、天を見つめる巨人の先発内海=札幌ドームで(佐藤哲紀撮影)

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 日本ハムは打線がつながった。0−1の3回に陽岱鋼の2試合連発となる2ランで逆転。4回は鶴岡が2点二塁打を放ち、5、6回にも加点した。武田勝は7イニング3失点で2勝目。巨人は内海が7失点と振るわず、連勝が3で止まった。

 まさかの大炎上だった。前回登板まで23イニング連続無失点中だった巨人・内海が5イニング2/3を11安打7失点の乱調で今季初黒星を喫した。昨年7月16日の阪神戦(甲子園)から12連勝中、交流戦も一昨年5月から9連勝中と抜群の安定感を誇ってきた左腕が別人のように火だるまとなった。

 巨人の生え抜き左腕では中尾碩志、高橋一三以来3人目となる通算100勝をかけたマウンド。メモリアルゲームとなるはずだったが、ピンチで粘り腰を見せる内海らしさがなかった。3回に好調の陽岱鋼に逆転2ランを浴びると、その後もズルズルと失点。「結果がすべて。勝負球が浮いたり、逆球になったりしたし、気持ち的にも余裕がなかった」。2008年9月12日のヤクルト戦(東京ドーム)以来5年ぶりの7失点で、連続無失点も自己最長を更新したものの、25イニング1/3でストップ。内海の足取りは重かった。

 原監督が「内海は決して良いピッチングではなかったが、少し(守りで)足を引っ張った感じがある」と振り返ったように、守備も乱れた。1−2で迎えた4回2死一、二塁では鶴岡が放ったレフトへのライナーに対して矢野が目測を誤り、左越え2点二塁打に。5回1死一、三塁のピンチでは二塁手中井の本塁送球がワンバウンドし、貴重な追加点を奪われた(記録は野選)。

 味方がミスをしたときこそ踏ん張り、勝ち星を積み重ねてきたのが内海という投手。それだけにエースは「カバーできなかったのが悔しい」と敗戦の責任を自ら背負い込んだ。 (臼杵秀之)

 

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