自由報道協会は2011年1月、フリーランス、海外メディア、ネット、雑誌などのジャーナリストが参集し、結成された非営利の組織です。
当初から、報道の自由と言論空間の健全性を求めて、文字通り、各会員が「手弁当」で集まり、ボランティアにて活動を続けてきました。
「多様な情報を多様な人々に」という揺るがぬ方針を貫いての活動には、おかげさまで多くの方々から圧倒的な支持を頂戴しております。
各界からの支援とご理解も多く、菅直人前首相、石原慎太郎都知事、細野豪志前原発・環境大臣などの日本の政治リーダーなどを招聘、これまでの一年半で、107回(2012年10月22日現在)に及ぶ記者会見を主催するなど、日本の言論空間に多様な情報を提供することに寄与しています。
政治家のみならず、孫正義ソフトバンク会長や堀江貴文元ライブドア社長などの経済界、ダライ・ラマ法王、中国民主化リーダーの王丹氏などの会見も実現でき、その活動は内外からの高評価に結び付いています。
こうした活動を続けてきた自由報道協会は、このたび、内閣府より公益社団法人に認定される運びとなりました(2012年10月1日より移行)。
これも、自由報道協会の活動に、日々、ご理解・ご協力を頂戴したすべての皆様のおかげです。まずはご報告かたがた、深く御礼申し上げます。
その公益法人移行に伴い、ご寄附などで活動を支えていただいた皆様には、今後は「寄付控除」の適用も可能となり、少しばかりの恩返しができるかと考えております。
当然ながら、自由報道協会が日本の言論空間に果たした役割は小さくありません。それは当会員のジャーナリストの活動にのみ可能だったわけではなく、ボランティア、インターン、などのすべてのスタッフ、そして何より、物心両面で支えていただいた皆様のお力添えによって、成し得たことだと信じております。
日本の言論空間の多様性のためにも、ますますのご支援とご声援をよろしくお願い申し上げます。
2012年10月25日
公益社団法人自由報道協会 代表理事
上杉隆