また彼岸の中日にあたりますが、風が強く、あいにくの天気でした。
そんな中、なにげに3月20日を気にかけていたら、
そうです今日はあの「地下鉄サリン事件」の日だったのです・・・合掌
地下鉄サリン事件の概要(ウィキペディアより)
1995年(平成7年)3月20日午前8時ごろ、東京都内の帝都高速度交通営団(現在の東京地下鉄(東京メトロ)、以下営団地下鉄)丸ノ内線、日比谷線で各2編成、千代田線で1編成、計5編成の地下鉄車内で、化学兵器として使用される神経ガスサリンが散布され、乗客や駅員ら13人[2]が死亡、負傷者数は約6,300人とされる。日本において、当時戦後最大級の無差別殺人行為であるとともに1994年(平成6年)に発生したテロ事件である松本サリン事件に続き、大都市で一般市民に対して化学兵器が使用された史上初のテロ事件として、全世界に衝撃を与え、世界中の治安関係者を震撼させた。
この日はわたしも仕事の関係で、地下鉄千代田線に乗っておりました。
所用先は赤坂だったので、手前で降りていて難を免れた記憶があります・・・
そしてこの事件を引き起こしたのが「オウム真理教」なるいかがわしい教団でした。
その教団のトップが、これもまた醜悪な顔をした
「麻原彰晃(本名:松本 智津夫)」でした。
わたしもオウム真理教が衆議院選挙に大挙して立候補した時、
荻窪と言う駅前でこの麻原彰晃を目の当たりにして、一種異様な違和感を感じました。
後に「あ〜言えば、上裕」で有名になった、
上裕史浩氏がそのオウム時代を総括した本があります。
「オウムの教訓」と言う本です。
その中で上裕氏は麻原彰晃の性格を心理学的に分析しています。
●ヒトラーと麻原の類似性
誇大自己の視点から、麻原を分析する上で、麻原と似た人格の事例として参考になるのが、ヒトラーである。正確に言えば、ヒトラー自体というよりは、麻原のヒトラーのイメージと表現すべきかもしれない。
麻原は、若き日にヒトラーを研究し、一連の犯罪の遠因となった終末予言に関する麻原独自の見解を形成した。オウムはネオナチなどとは一切つながりはないが、麻原が、自分なりに解釈したヒトラーの人生のあり方に深く共鳴したのは間違いない。
●誇大自己症候群などの人格障害
次に、麻原とヒトラーといった人物に当てはまると思われる心理学上の誇大自己症候群などの人格障害について説明したい。
なお、基本的な知識として、人格障害とは、精神病とは異なり、
社会生活を普通に送ることができ、いかなる人間も、程度の差こそあれ有しているもので、
人格障害の特徴が強い人はいても、
人格障害の人とそうでない人を二分化することは難しいものである。
さらに、人格障害の中には、相当な才能・能力・エネルギーを有し、
カリスマ的な人もおり、
仮に善い方向に活かされれば、大きな業績を残す場合もあるが、
他の迷惑になる方向に使われる場合が多々あること。
そして、ここでの私の真意は、誰かに「人格障害」のレッテルを貼ることではなく、
オウム事件の原因を解明して、類似の問題の再発を防止するために、
科学的な分析をする必要があるということである。
以上の前提に基づき、麻原に当てはまると思われる
「空想虚言症」と「誇大自己症候群」という人格障害について述べたい。
●空想虚言症の特徴
心理学の専門家の中に、麻原を空想虚言症を呈する人格障害者とする人いる。この「空想虚言症」の特徴は、以下の通りである。
@空想力が異常に旺盛で、空想を現実より優先してしまう。
A一見才能があり、博学で、地理・歴史・詩歌・技術・医学など何くれとなく通暁しており、
話題が豊富であるが、よく調べてみると、
その知識は読書や他人の話からの断片の寄せ集めであることがわかる。
B弁別がよどみなく、当意即妙の応答が巧みである。
C好んで難しい外来語やこけおどしの言葉を並べ立てる。
D人の心に取り入り、それを操り、関心を惹くのがうまい。
E自己中心の空想に陶酔し、他人の批判を許さない。
F万能感と支配幻想。
G責任転嫁。
H実利的な利益の重視。
こういった特徴を持つきわめて空想的な彼らは、
巧みな作り話で人を魅了するが、
作り話の嘘を語っているうちに、
当の本人もそれを事実であるかのように思い込んでしまいがちとなる。
そして、うぬぼれと支配欲に駆られるあまり、
空想的地位や役割を演じようと熱中したあげくに、
思ったことが事実でないことを忘れて、
その実現に駆り立てられてしまうこともたびたびある。
以上が、武野俊弥『嘘を生きる人 妄想を生きる人』(新曜社、2005)などからの見解である。
要するに、嘘と真実、空想と現実の区別がつかなくなってしまい、
空想された架空の立場、役割に心からなり切って行動するのである。
●誇大自己症候群
次に、誇大自己症候群の特徴である。
@「万能感」という誇大妄想。
A自己顕示欲。
B「自分こそが世界の中心である」という誇大妄想。
C他者に対する共感性の未発達、喪失。
D権威への反抗と服従。
E強い支配欲求。
F罪悪感・自己反省の乏しさ、責任転嫁と自己正当化。
G現実よりもファンタジー(幻想)や操作可能な環境に親しむ。
H被害妄想。
I目先の利益や快楽のために他人に害を与えても平気である。規範意識の欠如。
J内に秘める攻撃性。
以上ここまで読み進んで驚きました!!!
そうです!
今、我が愛する南大隅町で起きている、
あの問題の当事者にソックリなのです!
特に当意即妙な洒脱な会話などで、
初めての人の心にも上手く入り込み云々等は正にその通りです。
そしてみんな麻原彰晃の様に「洗脳」されて、
彼の思いのままに操られて行くのです・・・
あ〜あ クワバラクワバラ 秋葉原ですね〜
かわごろもの自生地「雄川」の上流
このきれいな川の上流にも不法投棄です!