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一斉停電中に揺れ非常用電源使用 宮城県庁など
18日に宮城県石巻市で最大震度5強を観測した地震を受け、宮城県は特別警戒本部を設置して被害状況の確認に追われた。県庁と県警本部は電気設備の定期点検で一斉停電中だったため、担当職員は非常用電源を活用し、電話や無線で情報を集めた。 県危機対策課では駆け付けた職員が消防などからの情報収集に当たり、非常用電源で通信機器が使用できたため作業に支障はなかった。一方、危機対策課を除いてはほとんどの部局でパソコンやコピー機が使えず、暗がりの中での作業を強いられた。 県は今回の定期点検に備え、緊急時対応を確認する庁内会議を先月開いたばかりだった。電話やファクスで情報収集する人手が必要として、危機対策課と消防課の職員に遠出をしないよう指示していた。 三浦秀一副知事は「電気が止まっているさなかでの地震発生も想定する必要がある。今回は訓練にもなった」と話した。 県警本部でも職員は薄暗い室内で、電話や無線を使って状況を確認。110番対応する通信指令室や当直室は非常用電源を使い、業務に支障はなかった。
2013年05月19日日曜日
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