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最終更新:2013年5月19日(日) 18時5分

元慰安婦「日本政府は謝罪を」 沖縄で訴え

 来日中の元従軍慰安婦の韓国人女性が沖縄の本土復帰の県民大会に出席し、日本政府に対して、軍の関与を認め、謝罪するよう訴えました。

 大雨が降りしきる中、沖縄県宜野湾市で開かれた「5・15平和とくらしを守る沖縄県民大会」は、沖縄が本土復帰を果たした5月15日に合わせて毎年行われているもので、およそ5000人が参加しました。

 この中で、元従軍慰安婦の金福童(キム・ボクトン)さん(87)が登壇し、太平洋戦争での自身の体験について次のように述べました。

 「若い少女が、幼い少女がこの世に生まれて、自分の夢を花開くことさえできないまま性奴隷となり、踏みにじられたことを、皆さん、是非、考えてみてください。今の政府が悪いわけではないとしても、過去の政府、日本軍、過去の天皇が間違いを犯したならば、今の政府が立ち上がって問題を解決しないといけない」(元従軍慰安婦 金福童さん)

 大会ではこの後、アメリカ軍基地の強化・拡大などに反対する大会宣言が出されました。(19日17:30)

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