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台湾で原発の建設中止求めるデモ5月19日 18時12分
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台湾で、建設の是非を問う住民投票が検討されている原子力発電所を巡り、建設中止を求める住民たちの大規模なデモが行われました。
台湾では、台北近郊の新北市で第4原発の建設が進められていますが、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、安全性に対する不安を訴える声が強まっています。
台北の中心部で行われたデモにはおよそ3000人が参加し、「台湾に原発はいらない」などとシュプレヒコールを上げながら、第4原発の建設反対を訴えていました。
参加者には子どもを連れた母親や若い女性たちの姿が目立ち、母親の1人は「これまで政治的な活動に関心はありませんでしたが、子どものために声を上げようと思って参加しました」などと話していました。
第4原発は、日本のメーカーが原子炉などの主要部分を供給したことから「日の丸原発」とも呼ばれています。
馬英九政権は、建設を中止すれば経済に悪影響が出るなどとして建設を推進する立場を取っていますが、ことし中にも建設の是非を問う住民投票を行う方針を打ち出しています。
しかし地元テレビ局の世論調査では、建設中止を求めると答えた人が7割に上ったという結果も出ており、今後の世論の動向が注目されています。
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