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未曾有の大震災に見舞われた2011年。
震災を機に、さまざまなモノの在り方が見直されたのは言うまでもない。
今年もツイッター、ニコ動、メルマガ、ラジオなどで情報を発信し続けた、
津田大介さんは2011年をどのように過ごし、何を考えていたのだろうか。
10のキーワードとともに、津田大介の2011年を振り返る。(全4回)
――あくまで読みやすさにこだわって、というわけですね。
メルマガと電子書籍の境界が非常に曖昧になる面白い事例とも感じましたが。
Webzine(ウェブジン=雑誌のように様々な情報を英際するWEBサイト)という考え方があったり、あるいはKindleが備える定期購読の仕組みなども念頭にあったりしますか?
津田:まずは読みやすさ、ですね。そして、EPUB化を通じてメルマガこそ電子書籍に合っているなという手応えを感じています。あと、例えばiOSのアプリでの定額課金では毎月の契約更新の時にその都度確認のダイアログが表示されてしまうんです。あれがあると、継続率が大きく下がってしまう。それはマネタイズという観点からは困るんですよね……。
iモードや、いま使っている配信サービスの「まぐまぐ」であれば、特にそういった手続き無く自動更新される。そこはやはり大きいと思うんです。そういう意味では、まもなく日本にも上陸するとされているKindleがどうなるかとても気になります。