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PM2.5 観測地点の72%で基準超5月18日 14時13分
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健康への影響が指摘されている大気汚染物質「PM2.5」について、環境省が、去年3月までの1年間に全国で観測された大気のデータを分析した結果、70%を超える地点で基準の濃度を上回っていたことが分かりました。
車の排気ガスなどに含まれる大気汚染物質PM2.5は、人が吸い込むと呼吸器系や循環器系の疾患を引き起こすと指摘され、国は、健康を維持するのに望ましい「環境基準」を、1日平均の濃度が大気1立方メートル当たり35マイクログラム以下と定めています。
このPM2.5について、環境省が去年3月までの1年間に全国156の地点で観測された大気のデータを分析した結果、合わせて112か所、全体の72%で基準の濃度を上回っていたこと分かりました。
PM2.5は、中国の大気汚染をきっかけに、ことしに入って日本でも注目されるようになりましたが、環境省は、それより前から国内でも一定の発生量があったものとみています。
環境省は、今後も大気のデータの分析を続け、PM2.5の発生源の把握などを進めることにしています。
また、各都道府県がホームページなどで公表している情報に注意し、PM2.5の濃度が環境基準の2倍を超えると予測された日には外出を控えるよう呼びかけています。
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