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Kyoko Shimbun 2012.07.05 News |
虚構新聞ダイレクト:虚構新聞友の会発足について |
虚構新聞読者のみなさま、こんにちは。虚構新聞社主のUKと申します。平素は本紙「虚構新聞」をご購読いただきありがとうございます。 この部屋は虚構新聞本社ビル7階にある会議室です。この部屋から日夜虚構記事の執筆と配信を行っています。2004年にまでさかのぼる虚構新聞の創刊もこの会議室で決まりました。後ろの額の中に書いてある「虚構」は、昨年社主が書いたもので、本紙の理念を表す重要な言葉です。 さて、今回初の試みとなる「虚構新聞ダイレクト」では、本紙読者の親睦会「虚構新聞友の会」の発足と、会員募集、ならびに有料メルマガ「会報」について、社主UK自らが語る形で、直接みなさまに情報をお届けすることにしました。 2004年に始まった本紙「虚構新聞」は、これまで社主UKが一人で記事執筆・運営をしてまいりました。以来8年にわたりこの事業を続けるなかで、おかげさまでネット上でおおむね好評を得るとともに、最近では書籍化、スマホ専用アプリのリリース、ポッドキャストによるニュース配信などにも進出してまいりました。 このように活動領域を広げるなかで、本紙の将来像として、現在の事業に加え、さらに紙面版「虚構新聞」の無料発行、映像による虚構ニュース無料配信など、さらなる虚構現実の浸透を実現したいと考えるようになりました。 しかし、これらの新事業を始めるためには、記者、編集者、写真職人、秘書、ウェブデザイナー、イラストレイター、ボイラー技師などの人材確保、それに加え新社屋の建設が必要です。さきほど妄想で試算したところ、これらの事業を始めるにはおおよそ200兆円ほどの資金が必要であることがわかりました。今はウェブ上に存在するだけの虚構新聞社ですが、「アメリカ版虚構新聞」こと「ジ・オニオン」のように、現実の会社として編集部を構えるのが一つの夢でもあります。 それでは下の資料をご覧ください。これは2011年度の全国紙発行部数をグラフにしたものです。 現在本紙は日刊3万部(公称)ですが、ご覧のとおり、まだまだ「全国5大紙」の発行部数には及ばないのが実情です。最も発行部数の少ない産経新聞でも50倍以上、「第二虚構新聞」と名高い日経新聞にいたっては100倍の差をつけられています。ですが近い将来、本紙はこの5大紙の一角に食い込むことを目標としています。 その手始めとして、本紙社主は200兆円を確保するべく、先月サウジアラビアまで飛び、同国の石油王としても知られるアル・アッバース第3皇太子に資金援助を打診したのですが、残念ながら皇太子が留守だったため、オイルマネーはあきらめざるを得ませんでした。 また、まぐまぐ様からのご提案として、もう1種類、メールマガジンの配信を予定しておりますが、こちらについても準備が整い次第、この虚構新聞ダイレクトを通じてお知らせいたしますので、もうしばらくお待ちください。 「会報」でお届けする内容として、現在考えているのは以下のとおりです。
それでは収録予定の連載小説「内閣総理大臣の憂鬱(仮)」から、冒頭一部をご覧ください。
なお、会員数については当面<100人>を目標にしています。これでもかなり難しいハードルではあるのですが、会員100人を達成したあかつきには、感謝のしるしとして、ご希望の会員全員に、「友の会会員証(シリアルナンバー入り)」、「社主名刺」、「自筆感謝状」など、「感謝のしるし詰め合わせ」プレゼントを予定しております。予算の関係で、発送は社主が1通ずつ手作業で行うことになっておりますので、社主が過労で死なない程度のご応募をお待ちしております。 この「会報」は他のメルマガと違い、お得な情報も載っていませんし、社会的な影響力もありません。ただただ、くだらない情報ばかりをお届けすることになるでしょう。けれども、この「会報」を通じ、社主と会員のみなさまとの間で、ともに楽しめるアットホームな雰囲気が作れるような場になれば、というのが何よりの願いです。 ご入会・購読予約はトップページ左のバナー、またはこの下にあるバナーの「詳細ページへ」をクリックしてご登録ください。創刊号は7月16日配信予定です。なお、ご購読申し込み当月は購読料が無料になっています。 福島ではいつ終わるとも知れず延々と原発に水を垂れ流し、消費税は10%に増税、老人は長生きし続ける一方で、就職できなかった若者が次々自殺していくという、この上なくくだらない現実と向き合うために、別の意味でくだらない虚構があってもいいのではないかと考えています。「気の滅入るような現実を乗り切るため、社会を笑って切り捨てるような虚構を提供したい」というのが、虚構新聞の存在意義であると確信しています。 この理念に少しでも共感してくださった方が、友の会会員としてご入会いただける日を楽しみにしております。 最後までお読みくださりありがとうございました。 |
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