維新の会:橋下氏、発言を陳謝 参院選公約検討会議で
毎日新聞 2013年05月19日 01時11分(最終更新 05月19日 07時35分)
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は18日、従軍慰安婦などに関する一連の発言について、党の参院選公約の検討会議で「誤解を含めて自分の意図しない形で伝わった。国会議員に迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。松井一郎幹事長(大阪府知事)が記者団に明らかにした。
会議は大阪市内で開かれ、国会議員団や在阪の幹部ら十数人が出席した。
松井氏らによると、橋下氏は在日米軍に風俗業の活用を求めた発言について「不適切だった」と釈明する一方、慰安婦が強制されたかどうかについては「政府は強制性を裏付ける証拠がないとしており、徹底して主張したい」と述べた。国会議員らからは「国際問題に発展して国益にマイナスなのは間違いないので、何とかしなければならないが大変だ」「誤解されないよう、チームとして丁寧に説明していこう」との意見が出た。
公約には、参院議員の定数3割削減や憲法96条改正、統治機構改革、首相公選制、農協改革などを盛り込むことが了承された。【深尾昭寛、山下貴史】