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関東の学生が農業体験 福島の安全性、首都圏に広める

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農業体験ツアーで餅つきを楽しむ学生ら
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関東地方の大学生でつくる団体「ユースリンケージ」は18日、福島市で農業体験ツアーを開き、若者たちが本県の農業の現状などについて理解を深めた。
同団体は東北の復興を支援しようと、学生らが大学の枠を超えて集まり、東北地方の食材を積極的に利用するなどして支援の輪を広げている。
今回のツアーは、被災地の現状を実際に触れ、見聞を広げようと企画。同市のNPO法人ドリームサポート福島(阿部幹郎理事長)の協力の下、18、19の2日間、同市で農作業などを体験する。
ツアーには約20人の学生が参加。同日は、同市飯坂町の安斎果樹園で県産のもち米を使った餅つきや、リンゴの摘果作業などを体験したほか、県産野菜を使った芋煮などを堪能した。
同団体代表の車崎崇史さん(専修大2年)は「悩みを抱えながらも、福島の農家の方々は普通に農業を続けているのだと実感した」と話す一方、「まだまだ関東地方の人たちは被災地は危ないと思う人が多く、ギャップを感じた」と、地方間の意識の違いを指摘。「福島の安全な農業の姿を関東でも広め、復興の助けになりたい」と力を込めて話した。
(2013年5月19日 福島民友トピックス)
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