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栃木「鑁阿寺本堂」国宝指定へ
5月17日 19時9分

栃木「鑁阿寺本堂」国宝指定へ
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足利一門の氏寺で、鎌倉時代、最新の禅宗の建築様式をいち早く取り入れた、栃木県足利市の「鑁阿寺本堂」が新たに国宝に指定されることになりました。

これは17日に開かれた文化庁の文化審議会が、下村文部科学大臣に答申したものです。
国宝に指定される栃木県足利市の「鑁阿寺本堂」は、およそ820年前、足利氏二代目の義兼が邸内に仏堂を建て、本尊として大日如来をまつったのが始まりとされる足利一門の氏寺です。
火事で焼失し、室町幕府を開いた足利尊氏の父、貞氏によって再建されたのが現在の建物で、鎌倉時代、中国から伝えられた当時最新の禅宗の建築様式をいち早く取り入れ、その後の寺院建築に大きな影響を与えたとして評価されました。
また、東京・目黒区の「旧前田家本邸」など9件が新たに重要文化財に指定されることになりました。「旧前田家本邸」は、旧加賀藩主前田家の本邸で、駐在武官などとしてヨーロッパで長く生活した16代当主の侯爵、前田利為が昭和4年から5年にかけて建築しました。
大理石とタイルを組み合わせたイギリス風の洋館と、海外からの客に日本文化を伝えるために建てた和風の建物があり、昭和初期の貴族階級の生活を表す建物として価値が高いと評価されました。

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